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今年もあと残すところ3日となりました…
2014年、私にとって大きな決断を致した年になりました。
来春より新境地での生活が始まりますが、ひとえに支えて下さった方々のおかげを持ちまして、この度の運びとなり、感謝の念で一杯です。

「得度式」の日程も、来年2月1日に決まり、仏に仕える身となることに、改めて身の引き締まる思いです。

これからの2ヶ月余り、師僧より色々な心構えを教えていただきます。

私も、師僧からのお話や書物などで、ある程度僧堂修行とはどのような世界なのかは、覚悟は出来ておるつもりですが、先ず第一関門の入門を許されるまでが大変のようです。

山門の前で、直立不動のまま何時間もまたなければなりません。
やっと中に入れても、まだ正式な修行僧として認められたわけではなく、本当の試練はこれからで、「旦過寮」と云う仮の部屋で、朝4時から夜9時まで壁に向かい、トイレと食事以外は黙々と坐禅を組まなければなりません。それが一週間続きます。
その間修行に対する心構えなどの教育を受けて、それに耐え抜いて初めて正式に入門が許されるわけです。
しかし、本当の厳しい修行の日々はこれからで、入ってからがもっと大変になります。

先輩雲水からの叱責も、全て受け入れて、徹底的に「我」を滅却することになります…
一切の甘えや、妥協は許されません。

そして、私の中でも特に修行の厳しさを感じる行が「寒行托鉢」です。
托鉢とは修行僧が自分の鉢(うつわ)を持って一般在家宅を読経して廻り、信心の布施を頂戴し、自らの糧とする修行のことです。

一年で最も寒いとされる大寒を前に、1月10日頃から31日までの間毎日続けられます。
たとえ吹雪の中でも、素足に草鞋で20キロ近く歩きます。
まさに、修行の尊さを感じる修行の一つですが、私もこの行を毎年行うことになります。

今から「覚悟」と「発心」を持って、身が引き締まる思いです。



合掌