「出家」に際して・・・「感謝」 | upminiのブログ

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これまでの私の人生で、いろんな方々に支えられ、来春より「出家」して僧堂修行に向うことになりました。

まず最初に、このご縁をいただいた「師僧」には言葉では言い表せないほどの、「感謝」の気持ちで一杯です。
十数年前の「坐禅会」から、私に目をかけてくださり、厳しくご指導ご鞭撻して頂き、この度の「得度」を授戒してくださる運びになりまし。
「師僧」とは、私の身元引き受け人であり、仏の道の師匠で、親でもあるわけで、この信頼関係を私は重く受け止めて、最後まで全身全霊をかけて、修行に邁進する決意を致しました。

そして、職場の同僚や上司にも支えられて、十数年勤めることができました。
今月中にも、退職の意向を伝えなければなりません・・・

もう一つ「感謝」しなければならないことがあり、私をあらゆる面で成長してもらった「剣道」です。
学生時代、夏のうだるような暑さの中の合宿や、厳しい寒さの中の寒稽古など、辛い練習を通して、体力は勿論、精神力や礼儀作法など、様々なことを教えてくれた「剣道」・・・段位は二段まででしたが、他人への思いやりなど、それ以上に私を成長させてくれた「剣道」にも「感謝」です。

そして、一番の「感謝」しなければならない人は「母親」です。
我が家は私が小学生の時、突然の病により父親が他界しました。
それ以来、女手一つで朝から晩まで働いて、妹と私をここまで育ててくれました。子供の頃は、「どうしてうちは貧乏なんだろう」と思ったりしたこともありましたが、懸命に生きるために私達兄弟を支えてくれてた母には、今となっては「感謝」の言葉では語り尽くせぬほどの気持ちで一杯です。
「出家」とは、世俗を離れ、家族とも離れ、仏門に入り修行することで、つまり、仏の子となり戒律を受けることになります。

「得度式」では、きっと私の剃髪した姿に母の涙が止まらなくなるでしょう・・・

そして、何よりこれまで病気どころか、風邪すら引いたことの無い、この私の強靭な体を産んでくれて、ありがとうございます・・・

あと、昔から仲がいい妹にも「感謝」です。
「剣道」のライバルでもあり、妹からも色々教わることがありました。
先日、私の「出家」の決意に対し、「お兄ちゃん私も応援するから、しっかり修行してきてね」と言われ目頭が熱くなるほど嬉しかったです。

私の中で今一番の心配は、母一人残し修行に行くことですが、恐らく母も心配であり、会えない寂しさは相当なものでしょう・・・

あと残り数ヶ月ですが、これまでの「感謝」を込めて、精一杯の親孝行します。