Z世代の間で「○○界隈」という言葉が流行っているとかいないとか。
当方は、「風呂キャンセル界隈」が略して「風呂キャン」なら、そもそも「界隈」いらんのじゃないかいと思っている氷河期世代のおばさんです。
あとZ世代から、うちの会社はその辺チルです!って言われまして…いやまあ言いたいことはわかるんだけども本当に言うんだ、チルって…。一応説明しておくと、チル=まったり、ゆるい、みたいなこと。たぶん。
その後色々と状況が二転三転しまして、チルいとは言い難い職場に身を置いていますが、なんか、自分はどこに行ってもそういう界隈に足をつっこむ定めみたいなので、ジタバタしてもしょーがないよ!ともう諦めている。
ドバイ界隈に行ってたりもしました(仕事です)。
まあほとんどは日本にいたのですが、慣れない環境に右往左往する日常で、ちょっとブログからは離れてしまっていました。
でも、ここは変わらず私の愛する界隈です。
そして、そろそろ、最愛のかーくん界隈に戻らないといけません。
私は結構最近まで美容に関してめんどくさがり屋だったけど(今でも同世代の中ではズボラに分類されると思う)、かーくん界隈が近づいてくると、少しでもマシな人間に見られたいという乙女心が頭をもたげます。
あと、肌測定っていうの?あれやったら、ひどい乾燥肌であることが判明して…ああ若い頃は、なんなく艶玉ができたものなのに、いまや立派な中年なんだわと遅まきながら自覚しましてね。春の曲がり角ならぬ、お肌の曲がり角。なんちゃらセラムやら乾燥に強い下地やら美容液ファンデやらクリームチークやらを塗布するようになりました。でもその結果どうかっていうと、なんか頑張って顔テカらせてるおばさんが爆誕しただけな気がする。
blush blindnessという言葉があります。blush =チーク。blindness=視覚がない、低下している。つまり、チークをつけすぎているのに自分でそれに気づかないことをブラッシュブラインドネス(ブラインド)と言うようです。私は、それは無いかな~と思っていたのに、先日、外出先の煌々と明るいトイレにて、えっ、、今日の私、ブラッシュブラインドじゃん!と、はたと気づきました…。
久しぶりのブログなのに、どうでもいい話をしてしまいました。
少し、光GENJI界隈の話をしましょう。
7 S.T.A.R.S. ~7つの答え~ 佐藤アツヒロが繋ぐ光GENJIの現在(いま) #1 | WOWOWオンデマンドで見る
私はこの番組を、ちょっと芥川龍之介の『藪の中』みたいだなっと思って見始めました。扱っているテーマは全然違うから例えていいかわからないけど、切り口がね。それぞれの視点で語り、証言が「食い違う」であろうところが『藪の中』を彷彿とさせた。
同じものを見たり経験したりしても、どのように感じとるかは人それぞれですから、メンバー7人の視点や意見が異なるのは当然、また視聴者も様々な感想を持って当然だと思います。
私は、散らばっていたピースが少しずつ集まってひとつの絵が浮かび上がるような、はたまた静止画が動き出して3Dになり、別の視点を与えられたかのような面白さを感じています。
かーくんが発する言葉と自分の想像力だけで思い描いてきた事を、初めて別の角度から/前後左右から垣間見た気がした。面白い番組だな。何年もかけて伏線回収していくドラマみたい。というのは冷静な方の自分の声で、もう一人の自分は、かーくんかーくんとただ泣いている。#光GENJI #7STARS #WOWOW
— 77iroc (@77iroc) January 5, 2025
例えば、前からかーくんは、あっくんからのLINEは巻物みたい(に長文)だと言っていましたが、番組であっくんがメンバーに送ったLINEが公開され、本当に長いと知りました^^
例えば、光GENIJ30周年の時に再結成に向けての動きがあったことは伝聞で知っていたけれど、あっくんの話から、当時どれだけ諸星くんが奔走したかを改めて感じ取りました。
私は昔も今もかーくん偏愛者なので、かーくんを中心にしてものを見る、かーくんの語り口からメンバーや光GENJIのことを知る、そのような機会が圧倒的に多いです。私にはそれで充分なのですが、あのキュートな富士山口から出てくる言葉は、時に愛と照れと盛りと反骨が綯い交ぜになっているので、公には本音が伝わりにくいような気もしています。
だからこの番組で、他のメンバーが光GENJIやかーくんの言動を語るのがとても新鮮に映ります。かーくんはあまり見せたがらないかもしれない舞台裏を、苦楽を共にしたメンバーなら明るみに出すことができる。
かーくんが自分ひとりを悪者にして纏めようとするところを、メンバーならそれは違うだろって一蹴できるんですよね。
X1のトークで、光GENJIが解散したのは
— 77iroc (@77iroc) January 5, 2025
か「俺が悪いんだよ🙂↔️」
あ「違うよ🙁」
と秒殺されてたの思い出した。
かーくんが自分を悪者にして煙にまこうとしても、あっくんが真正面から一蹴するの爽快だった😄
あ、それで思い出したんだけど。
話が少しそれます。でもこれもまた光GENJI界隈。
数年前、かーくんファンに出戻る前に、かーくんと大沢くんの映画『鷲と鷹』の記者会見をたまたま某Tubeで見かけました。
当時は大沢くん界隈にマスコミの注目を浴びてしまう出来事が起こっていたため、映画とは関係のない質問が飛んでしまうのでは…という状況下での会見だったと思いますが、かーくんがうまいこと先制「口撃」。攻撃と言う名の防御のお手本みたいなトークでね。大沢くんもメディアも笑うしかない。当時私はまだかーくんLOVE♡な人間じゃなかったんですが、何度も見たんです、この某Tube。独特なやり方で仲間を守ろうとする諸星氏が興味深くて。
そして、このやりとりがなんだか好きで。
かーくん「お騒がせしてすみません」
大沢くん「なんでお前が謝るんだよ^^;」
♡
笑顔は控えめな会見でしたが、大沢くんが「諸星は漢字が読めなくて台本にたくさんふりがなを振っている」と暴露した後の「お前っ!言うなよー!」ってたちまち相好を崩す諸星氏がたまらなく愛らしかったと記憶しています。
WOWOWに話を戻します。
全7話で、光GENJIは7人なので、あっくんが一話につき一人に会うのかと思いこんでいました。2話で晃くん、3話で大沢くん。順当と言えば順当…と思っていたら、4話目でまさかの3人登場!?さらっと次回予告しちゃってるけど、なんですかその稀有なフォーメーション!
テレビが、予想外の展開が!とか言うのって、大抵「釣り」みたいなものだと思っていて。だから2話目から「予想外の展開」はほのめかされていたけど、そんなに驚く予定じゃなかったんですよ。淡々と粛々と見守るつもりが、ええ!?とびっくりしちゃいました。年のせいかエンタメに驚かされることがなくなってきたけど、光GENJI界隈には驚きが満載だ。
私は匂わせは嫌いだけど、伏線は大好物です。このふたつは似ているようで違います。前者は大抵の場合、私は僕はみんなの知らないことを知ってるんだウフフで終わる単なる自己満足。ちょっと調べたり、想像力を働かせればなんとなくわかるレベルなら別にいいけど。ページをめくってもめくっても謎は回収されず、読者がいたずらにモヤモヤを抱えてしまいがちな表現は、私は好かないのです。
かたや伏線は、うまく使えば物語の牽引力となる。今のところこの番組は伏線を張りつつ、鍵となる出来事(人)は数話に渡りサブリミナルのごとくちらつかせ、予想を裏切り期待に応えていると思います。メンバーの会話の内容から、収録が始まったのが2024年の夏、奇跡的な惑星直列が起こったあのライブの前からだとわかるので、時系列(収録の合間に何が起こって、どう影響しているのか)も気になりますね。
それでは、また。