ミュージカル『Last Shangri-La』の“見所”のひとつは、カーテンコールであったと私は思います。そしてこのカーテンコールの立役者はスペシャルキャストの諸星和己さんと言っていいでしょう!かーくんの旺盛なサービス精神と輝く笑顔に満ちた、さながらスピンオフ作品でした。
周知の事情で、終演後のロビーでの面会・お見送りは途中で中止となってしまったけど(前半やってくれただけでも、凄いことだった!)、かーくんはその名残惜しさをもカーテンコールにぶつけてくれたのではないかと思う程、毎回大いに盛り上げてくれました。台本が無い分さらにバリエーション豊富で、カーテンコールを見るためだけにでも劇場に足を運びたいと思ったくらいです!
キャストの中から2名が挨拶をするという構成でしたが、毎度お約束のようにかーくんが我こそはと前にしゃしゃり出て(笑)、ちょっと待ってあなたはショートケーキのイチゴだから(トリなんだから待って、と)と諭されたりしていました。最初は、そうか~千穐楽まで?、かーくんの挨拶は聞けないのか~って思いましたが、そこでそうですかと素直に引っ込むかーくんではなくてですね(笑)そのまま喋り続けることもあって。結局喋るのかよ!!とつっこみながらも、待ってました♡とばかりの観客(&キャストの皆様♪)。なんかこういうのの繰り返しだった気がする。すばらしき様式美がそこにありました←褒めてます(笑)
カーテンコールでのかーくんは7対3?いやいや8対2?くらいでお笑いの要素強めでしたが、時々真面目で心優しい人間の顔がのぞいてしまっていたことは、見ていた多くの方が気づかれていたかと思います。よく回る頭と口でぺらぺらと喋り倒し人を笑わせていたかと思えば、いつのまにか真摯なメッセージを織り込んでくる人なので、まったく油断も隙もありません^^
共演者の方の経歴もよく知っていて、話題を広げたりフォローしたり笑いに変えたりしていました。前に前に出てくる人というのは誤解もされやすいですが、よく見ればそれは自分ではなくて他の誰かのためだったりする。それは、万人にできることではないんですよね。
噺家のような話芸(笑)もかーくんの魅力のひとつですが、私はカーテンコールを見ていてこうも思いました。
わあぁ…
笑うとすっごく、かわいい人なんだなあ……♡
すみません、今さら何言ってんだ!という感じかと、、天下のスーパーアイドル光GENJIよ?笑顔が素敵♡って何を今さらッ!…自分でもツッコミを入れたくなりますm(_ _)m でも、間近で笑っているかーくんを見ていたら、改めてそう実感したのです!
私は、コンサートは最後方でしか見たことがないし、超接近戦のハグ会ではちょっと記憶喪失になったから^^;、かーくんを「見た」と言っていいのは今回が初めてだと思います。テレビやネットを介してなら何度も見たことがあるはずだけど、いや~実物は、ライブスマイルは、凄かった!!
以前このブログでかーくんの笑顔はマイティスマイル的なことを書きましたけど、本当に本物の威力は半端なかったです。一体なんなんだあれ。絶対何か出てますよ(笑)特に「全開」で笑った時。オーラっていうか…え?マイナスイオン…?とにかく、ポジティブ、ハッピーな何かが見えた気がした!ホント私いったい何を見たんだ?照明さん、☆とか飛ばしてないよね?!(笑)
しかも、、ってこれも今さらなのだと思いますが、笑顔にもいろいろなバージョンがあって、え!こんな表情するんだ!?ってまだまだひよっこファンの私には嬉しい発見がたくさんあったのでした。
隣で優しくフォローしたりツッコんでくださる石原慎一さんに、満面の笑みで応えるかーくんは、眼福の極みでした。信頼している人が傍にいて安心していて、楽しくて笑いを堪え切れない時の、弾ける笑顔です。ああこれはテレビでは見たことあるなあ。こちらもつられてニコニコしちゃう、昔変わらぬかーくんスマイル! 私は男女を問わず(また笑顔に限らず)「この人の表情には思わずつられてしまうな」と思うことがありますが、かーくんは間違いなくその一人です。スター性があって尚且つ親和性も高い人は多くの共鳴を生み出すのだと思う。それにしても、名は体を表すというけれど、「諸星和己」という名前が驚くほどぴったりです^^
娘役のダブルキャスト安井摩耶さん(STAR)と、わたなべかすみさん(MOON)の舞台挨拶も見ることもできましたが、この時のかーくんは、どちらも「娘」としてセンターに呼び寄せ、おふざけを挟みつつもうま~くフォローしていました。そして、「娘」が話している間は一歩下がって柔和な笑顔で見守る「パパ」の顔…
…どっ、どこにそんな菩薩モードみたいな笑顔隠し持っていたの?!
菩薩?いや守護天使?どっちも本物見たことないけど。っていうかなんか宗旨?ぐっちゃぐちゃだけど^^; とにかく!慈愛に満ちたとっても優しい笑顔でした♡ (ちなみに、ふたりの鞠華ちゃんは、ともにツイッターで「最高のパパだったね!」と語り合ってくれていました!嬉しいですねえ^^)
主役の日色くんを演じた若林佑太さん(STAR)・北條悠煌さん(MOON)に向けるのは、頼もしいお兄さん、先輩の笑顔。特に各チームの千穐楽では、惜しみない拍手を送りながら誇らしげな笑顔で見つめていて、よしよし、よく頑張ったな!って、言葉にはせずとも語っているようでした。こんな先輩、上司がいたら、惚れてまうやろー!!
かと思えば悪童のような笑顔も健在で、若狭氏のソロ曲を捩って「何が大切か~」と美声で歌い始め「それはお客様です~」とうまいこと言ったかと思えば、オチ(?)の「信じてくれないとは、思うが~」で、ニヤリ★とわっるそうに笑うのですよ!
もう、見ている側は忙しい!どうしたらいい。まんまと、振り回されっぱなしですよ!(笑)
当然のことながら千穐楽のカーテンコールではいつも以上の大盛り上がり。Team MOONの千穐楽ではきゃーーーー!!と黄色い声援が飛び交い(かーくんは「黄ばんでる」ってお約束のように言ってましたけど、いやいやまだまだ充分、黄色かったでしょ!笑)キャストの皆様はそれを温かく見守って盛り上げてくださいました。かーくんの一声でキャストの皆様と観客とで一本締めも!「みんな」でつくった舞台なのだと、一体感を感じさせてくれました。
千穐楽では脚本・演出の田中広喜さんもステージでご挨拶されていました。かーくんの出演は昨年のクリスマスの翌日に決まったのだそうです。私たちファンにクリスマスライブというプレゼントを届けた翌日に、素敵なオファーを受けてくれていたのですね。田中さんも、かーくんの出演決定が自分にとってのクリスマスプレゼントだったと仰っていました^^
公演最終日・Team STARによる千穐楽では、カーテンコールはなんと4回!3回目の後、終演のアナウンスが流れても、拍手は鳴りやみませんでした。キャストのみなさん、え!?ホントにもう一度?って感じで出ていらして。かーくんはなかなか出てきませんでしたが、いつにも増してサービス精神に火が点いちゃったみたいで8番ブースに舞い戻り寸劇を仕込んでいました(笑)。最後まで人を楽しませようという極上のショーマンシップ!ありがとう、かーくん!!
4回目のカーテンコールの終わり、かーくんは颯爽と退場しようとして途中でサングラスを落としてしまいますが、それをさっと拾って、待ってー!と誰かを追いかけんばかりに舞台袖に向かって手を伸ばしながら、走り去っていきました。
この一連の動きがまた、かわいらしくてねえ♡アラフィフにかわいいはないだろって言われても、かわいい生き物は永遠にかわいいんだから、仕方ない。かわいいは一生ついてまわるのだ!^^はける瞬間まで、最高のエンターテイナーでした!
この退場シーンは(も)とても印象的で、思い出すとニヤニヤしてしまうのですが、同時にやはり少しさみしくもあります。いよいよ舞台の袖に、消えてしまう人。ちょっと待って!まだ行かないでー!と手を伸ばして追いかけたかったのは、観客である私たちではなかったでしょうか。
前にも言いましたが、またぜひぜひぜひ!舞台役者・諸星和己として、魅せてほしいです。
今回をもちまして、ラストシャングリラ振り返り、終了です。
ラスト、ラストと言いながら、千穐楽から3週間近く経ってしまいました。早いなあ。
シャングリラロス・かーくんロスで、気付けば、今回を入れて計7回もこのミュージカルのこと書いてた!でも毎回何の役にも立たない内容で、長々書いたわりにほぼ「かーくんカッコイイーー!!」ってことしか言ってないですが^^;
読んでくださった皆様、ありがとうざいました!
色々とまだ先が見えず自粛が続く中ではありますが、一日でも早く事態が収束に向かい、またこのような舞台やイベントが心置きなく楽しめる日が来ることを心から願っています。
