ミュージカル『Last Shangri-La』に若狭靖史役として出演していた諸星和己さんを、愛を持って振り返る日々です^^
前編はこちら→★
津島刑事にブースのドアが開けられた瞬間、若狭靖史はVRを見ていました。何見てたんですかねーー (・、・)
上演も後半になると、ここに小道具のティッシュが加わってしまったことは、有名なお話かと(笑)
ここから先の若狭氏のセリフは基本「ですます調」。急にドアを開けられとっつかまえられて「何するんですか!」とか。刑事さんを相手にコミカルなやりとりが繰り広げられるのですが、ドタバタしながらも口調が少し丁寧なためか、前半の「ただの不審者」感が薄れて、あ、この人は意外と普通の大人ってことなのかなと思いました。かーくんがただの不審者役ってことはないだろうというフィルターもありましたけどね(笑)
ネットカフェ連続置き引き犯かと疑われた若狭氏ですが、実は六原鞠華の父親でした。色々あって離婚してしまったけど、元妻と娘のことは話し合っている。ここにはプチ家出した娘の様子を見に来ていた、と。娘には尾行バレバレだったみたいですね。そりゃそうだ目立ち過ぎだもの^^;
また、常連客である「場末の歌姫」(村岸優希さん・永咲友梨さん)から、若狭氏は著名な音楽プロデューサーであることも明かされます。
若狭氏と鞠華ちゃんの関係性は、このシーンより前の段階でわかるのではないかと思います。前述の日色くんとの場面で、奇怪な言動(笑)の中にも、子供を心配する親心が垣間見えていましたよ^^(「ちゃんと食べているのかな?」っていうセリフ、回によってあったりなかったりしたと思うけど、かーくんのアドリブだったようですね)
若狭氏のソロは、大切な愛娘に向けた歌。その前に鞠華ちゃんが歌った歌ともリンクしていました。タイトルも同じ、『大切なこと』。
初見では、あまりにも近距離で歌う姿にドキドキしてばかりだったけれど、次に少し離れた席から見たときは、ちょっとだけ冷静に舞台全体が見られたようで、歌も集中して聞くことができました。
かーくんの歌声には幅広いバリエーションがあると常々思っていましたが、若狭靖史として歌うこのミュージカルver.にも圧倒されました!ただ「歌が上手い」というだけではない。深くて温かい声がどこまでも響き渡り、まわりの空気までも共振しているように感じました。「琴線に触れる」とはこのことだったのか。かーくんの歌声の、特に「母音」に心震わすのは私だけではないはずですが、この歌の歌詞はまさに「~あぁ!」と母音で終わるラインが多かった♡ もっともっと、歌ってほしかったです。
ちなみに、上演後半になるとここにもティッシュが参戦するので、見ている方は感動と笑いが同時進行という、ごった煮状態になります。「誰よりも大切なお前。自分らしく夢を追えばいい」と直球で愛を歌う超絶かっこいい(けどやっぱりちょっと変な^^;)お父さんと、舞い散るティッシュという構図に、ついていかなくてはいけないのです(笑)
かーくんがパパ役というのは、たぶん初めて?普段のキャラクターからはあまり父性のイメージはないかもだけど、まったく違和感はなかったです。むしろ、そうそう!こんなかーくんが見たかった!そう思えるとても素敵な役柄でした。役の中でのギャップ(不審者→娘を思う父親/圧巻の歌い手)のインパクトも◎若狭氏が「渋いおじさま」とか「ただのおっさん」とか称される場面がありましたが、それもまた良かったです。今までのかーくんにはあまりなかった等身大?の呼称が微笑ましい^^ 私は若狭氏にも惚れちまったんじゃないかと思いましたよ。冷静に考えたら相当変な人だけどね^^;
娘の鞠華ちゃんは、とっても可愛いくてちょっと口が悪いけど、誰に対しても物おじしない肝の座った女の子でした。ちゃんと夢があって、自分らしく夢を追っている。意地っ張りなところもあるけど、素直。さすが、この父親にしてこの子あり!です^^
ソロ曲の後は、若狭氏と鞠華ちゃんは奥のソファ席に座るのですが、ここからも隠れキュン死ポイントがありました。なぜ「隠れ」かというと、ここは表立ったセリフがない場面(親子二人で何やら会話しているけど聞こえはしない)、かつ、客席の位置によってはセットに隠れてしまってよく見えないのであります。
私は初見ではよく見えなかったのですが、後から追加した公演では見ることができたので、ええっこんなことしてたの♡!とだらしなく頬を緩めて呆けていました。(マスクがなかったら結構なアホ面を晒していたと思われる。)
若狭パパ、娘と和解できて凄く嬉しそうにニコニコしてたり、娘の頭をくしゃくしゃっとしたり、娘のハンカチで汗を拭いたりしていた。なんだよ…めちゃくちゃ仲いい親子じゃないかあぁ~(感涙)
さらにさらに。これも私だけが思っていたことではないと、確信を持って言える。
若狭さん、いや、諸星さんって……
座ってるだけで、かっっっこいいぃぃぃ………
なんでなの?喋ってない。歌ってない。ただ、座ってるだけなのに!黙って座っているだけ(ってまだ演技中だけど)のかーくんを近くで見ていられる機会なんて超超貴重!なので、まじまじと見つめてしまって何故この人はこんなにも格好いいのかと、真剣に分析しようとしてしまいました。←舞台もちゃんと観ながら、ね!^^;
絵になる佇まいで人を惹きつける人というのは、どこかに「彫刻的」なバランスを有していると思います。かーくんは、モデル並みの長身痩躯ではなく、欧米人ほど大柄マッチョというわけでもないけれど、勇者の体躯と繊細な芸術家の手の持ち主。静止に近い状態を観察(笑)していて改めてそう思いました。
今に始まったことじゃない、光GENJI初期の頃からひとり飛び抜けて逞しい自然児の逆三角形だったことは、ファン歴に30年もの空白のある私でも覚えています^^ がっちりした肩幅や胸板にドキドキしてた、いや今もしている^^でも当時は手とか見てたかな?私はいつから手フェチになったんだろうか?(笑)ソファの背中に何気なく置かれた若狭氏の手首の角度や(手首の角度なんてそう意識的に調整できまい)続く指先の流れ方を見ているだけでも、うっとりしてしまいましたよ。
なんだか私の好みをダラダラ呟いているだけみたいになってきちゃいましたが、言いたいのは、諸星和己という人は、あらゆる面でナチュラルボーン人たらし、であろうということであります^^
場末の歌姫に「よかったら今度歌を聞かせて」と名刺を渡す場面も、ちょいちょい多様なアドリブが挟まれていて面白かったです。かっこつけて指でシュッと抜き出したのが、名刺ではなくてぼろっぼろの紙きれだったことも(笑)。最後の最後まで油断できず、見逃せないシーンが続きました。
舞台のラストを飾るナンバー『遥かなるShangri-La』は主役の日色くん以外の全員合唱で、かーくんも参加していました。この時かーくんは中央後方にいて、これまた座席の位置によってはよく見えないのだけど、どれだけ見切れようとも目が釘付け。何度も言うようだがやっぱりかっこいいのだ!男性キャストだけで列をなして前に出て歌うシーンもあり、グループのセンターとして歌うかーくんを見るのは久しぶりだな…と、感慨深いものもありました。
スペシャルキャストのかーくん、確かに出ずっぱりではなかったけれど、見せ場は思った以上にありました。(このブログには書き切れていないと思いますm__m)
何度見ても本当に楽しかったです!!
『Last Shangri-La』、色々な意味で、奇跡の「楽園タイム」だったな。
これにて、後編、終了です。
かーくんかーくん、五月蠅かったですよね。
もう、お腹いっぱいですか?^^;
すみません、でもまだ、終わらないのです…
『Last Shangri-La』のもうひとつの“見所”は、カーテンコール。