このブログ、だいぶ放置してしまいました。忙しい忙しいと言い訳しながら、随分時間が空いてしまったな…。

 

これまで何度も書こうとして、書いたけど、長くなるばかりで一向にお話にならないお話がありまして(苦笑)。しかし、そろそろ2019年も終わりなので、無理やりにでもまとめておこうか。

 

自分の2019年を振り返るにあたっては避けては通れない人がいます。それはアーティスト諸星和己さんです。長文なので…分割します。

 

子供の頃、光GENJIのファンだった、という人は多いと思います。私もその一人でした。でも、いわゆる「最大瞬間風速」といわれる初期の2、3年に巻き込まれただけで、その後は失礼ながらすっかり興味を失ってしまいました。特別何かきっかけがあったわけでもないのですが、自分にとってはちょうどティーンエイジャーにさしかかろうかという頃で、興味の対象がアイドルから別のものへと移り行く時期だったのではないかと振り返ります。光GENJIが5人になり、それから解散、となった時も、へえーという程度の感想しか持ちませんでした。小学生の頃はかなり熱を上げていたはずなのに、薄情なものです。その後はどちらかというと映画や海外ドラマや洋楽を好むようになったため、芸能人で誰が好き?という質問にうまく答えられない人間になり(笑)、気付けば30年ほど時が経ちました。

 

大人になってからも時々、同世代と「光GENJIねー昔好きだったよねー!」とか言うことはありましたが、その裏には(若気の至りだったねー…)的ニュアンスも含まれていました。私は光GENJIが好きだったというよりは、当時の女子小中学生(もっと上もか?)がおそらく最も熱狂的に支持していたであろう、かーくんこと諸星和己さんのファンでした。昭和あるあるだと思う。

 

ただ、私がリアルタイムで見ていたのは、たぶんかーくんが19歳くらいの時までで、それ以降の姿は前述の通りほとんど知りません…知りませんでした。近年にいたっては、テレビやネットの情報を断片的に見聞きするに過ぎませんが、過去の栄光にすがっているちょっと残念な元アイドルといった位置づけをしてしまっていて、ファンだったなんてホント「若気の至り」だと思っていました。でもしょうがない、当時自分はまだ小学生だったのだから。「青春にはまだ早い」年齢の子供が、短い間妙な熱に浮かされたというだけの話。

 

昔ファンだった人のちょっと残念な現在はあまり見たいとは思わなかったし、そもそも私はずいぶん前から海外かぶれしていて(笑)日本の番組をがっつり見ることがあまりないので、近年は動いて喋るご本人を目にする機会はほとんどありませんでした。

 

たまたま昨年、ロンハーの水泳対決みたいのを見ていたらかーくんが出ていて、泳ぎで活躍されていた姿は目にしました。…あれ?なんか思ったより(←失礼)まだかっこよくない?泳ぐときは衣装で飾り立てるわけにいかないから、なんというか「原型」がかっこよくないとかっこよくないんだけど、いや、なんか、かっこよかった(語彙があやしくなってきた)。あんな笑顔とナイスバディを持つアラフィフは、そんなにこの世にゴロゴロ転がってはいなかろう。だからと言って再びときめいたとかいうわけでもなく、久しぶりにヒーロー的な活躍を見てなんとなく安心したような気になって、そしてまた、忘れました。しかし今思えばこのあたりから「潜伏期間」が始まっていたのかもしれない…。(かーくんてロンハーに結構出てたんですね。たまたま見たのがこの回でよかったと思う・笑)

 

光GENJIのパフォーマンスは、きっと今見たら、わあ恥ずかしい・時代を感じる・なんで好きだったのだろう…とかネガティブに捉えてしまうだろうと思っていました。ところがある時、怖いもの見たさのような気持ちが勝って、当時の動画を見てしまって、そして、びっくり。なんじゃこりゃ!ものすごい運動量と多彩なフォーメーション。フィギアスケートと体操とシンクロが入り混じったようなダンス。みんな凄い!!

 

そして、今でも目で追いかけてしまうのはやっぱり「センターの人」。最強アイドル、かーくんだったのです。諸星和己が本名というだけでもただものとは思えないのに、天真爛漫で頭の回転が速くて面白くて笑顔が可愛くて圧倒的な身体能力の持ち主。この人がアイドルやらなきゃ誰がやるのかというくらいの超絶ハイスペック。

 

当時の自分は子供過ぎて気づいていなかったと思うけれど、改めて見るとかーくんの動きはキレがあり華やかで伸びやかであるだけでなく、意外と所作が繊細で、指先までもがいちいちヒロイックです。見るたびにどこかの骨を折っているのに、満面の笑みとハイクオリティなパフォーマンスを見せる姿も、アイドルというより傷だらけのヒーローを見ているみたいで、世の女子の心をくすぐったのかもしれない。

 

一方、近年のかーくんは、ぶっちゃけ毒舌キャラみたいなことになっています。ジャニーズ絡みで何か起こるとマスコミからコメントを求められたりするようで、それをたまにネットで目にしたりすることもあって、いや別に、そんなに興味ないんですけど、なんですかね、ときめきとは違う意味のドキドキは感じたりしました。大丈夫かな変なこと言わないかなっていう。。

 

しかしそれすらもやがてジワジワと、サブリミナル効果のように効いてきて、今のかーくんには興味ないんだよ!とか言い訳しつつ、気付けば私は、かーくんについてのウィキペディアを読んでいました。知らぬ間に、いろいろあったのね…

 

それから、これまた怖いもの見たさのような気持ちで色々検索するようになり、ファンだった頃の懐かし映像を見たり、私がまったく知らない30代のかーくんがバラエティ番組に出ているのを見たりもしました。それで30年の空白すべてを埋めることなどできるわけもなく、時系列がバラバラの物語を読んでいるようで頭がとっちらかりましたが、それを楽しんでいる自分もいました。そうこうしているうちに、2019年8月です。8月12日は、かーくんのお誕生日。毎年、バースデイライブっていうのをやってるんだって?へー。12日、当日は、お台場でライブだとか。へー。2階後方スタンディング席だったらまだ空いてるらしいって。へー。

 

次に気づいた時、私はそのチケットを衝動的に買っていました。あれ、なにやってるんだろう。いや、だから!別に!興味ないんだってば!…?

 

に続く!

 

 

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