7月に新紙幣が発行されますが、一万円札の肖像画は、数年前に大河ドラマの『青天をつけ』の主人公で「日本近代経済の父」と言われた渋沢栄一、栄一の生家や記念館のある深谷市血洗島へ散歩へ
渋沢栄一記念館では渋沢栄一アンドロイドの『道徳経済の合一説』の講義を聞いて、栄一は子供の頃から従兄の尾高惇忠に孔子の論語や多くの学問を学んでいて、道徳とはその論語を参考にした考え、商工業、科学、経済の発展、利益を求める事は必要なこと、ですが、それには道徳的な秩序が必要だと、、、、
当たり前の事でも今の政治経済界にも見習ってほしい事だと思え
江戸末期の幕末から明治にかけての混乱した時代、藍玉を作る農家で育ち、偉い役人からの理不尽を受けて、、、
いつかこの世を変えようと紆余曲折して、皆が豊かになる経済を目指した末に、鎖国で世界を知らない時代から海外の政治や経済や文化を取り入れ、今の経済の中心となる沢山の企業へ携わり尽力した。
おランチはおしゃれな古民家のお蕎麦屋さんで、古い建具の鍵やナチュラルガーデンもかわいい
栄一の生家、「中の家(なかんち)」、
元々は畑作や養蚕の農家、栄一の父が藍玉の製造販売で「苗字帯刀」を許されるほど裕福になったそうで、立派なお屋敷
正門
母屋と蔵
縁側廊下から
二階の耐震補強
栄一が子供の頃から楽しみにしていた獅子舞を舞った諏訪神社
拝殿
道すがらの見事なユリ
栄一が論語を学んだ従兄の尾高惇忠の生家、
惇忠さん富岡製糸の初代場長や第一銀行の支店長を務めた。
長女のゆうさんは「工女になると生き血を飲まれる」という噂でなかなか集まらなかった工女の日本初の製糸工女になりました
ワインを飲んでいるのを血を飲んでいると思われたようで、それは怖かったでせうね
裏にはレンガの蔵
誠之堂(せいしどう)
第一銀行(現みずほ銀行)の初代頭取を務めた渋沢栄一の喜寿を記念して行員の出資によって建築された。
レンガ造りが美しくてかわいい
玄関の天井はアーチの梁と柱が装飾になっている
玄関の床もレンガ?タイル?が美しい
化粧所のドアのステンドグラスは鳳凰と龍
暖炉脇のステンドグラスは中国の漢の時代のモチーフ
暖炉の上には渋沢栄一の肖像レリーフ、尊敬されていたのだろうなと妄想
暖炉のある外側の外壁にはレンガで喜寿と、
ベランダは東南アジア風で
作り付けのベンチもあっておしゃれ
風見鶏、鶏は復元、方位盤は当初からのもので「東西南北」がかわいい
清風亭
第一銀行の第二代頭取、佐々木勇之助の古希を記念して行員の出資で建築された。
シャンデリア
大河ドラマ「晴天を衝け」を見ていて良かった
田舎の血洗島で青年時代は攘夷の思想で幕府を倒そうとしていたが、いろいろな経験をするうちに思想も変わって行き、幕府の士官となって海外へと、それまでには沢山の苦労も経験をしてそれはそれは濃い人生を過ごしながら、根本には子供の頃に学んだ論語の思想を大切にしていたから、多くの人から信頼されて功績を残せたのだろうかと思う
身近なところでは、現在の群馬銀行、KDDI、イオンやリーガルの名も連ねていました
全て無料で見学できて(深谷市凄い)、お散歩にも調度良く、楽しい散歩ができました