毎年の初詣や子の七五三でもお参りをした産泰神社で
薪能と太太神楽が奉納されて、公演終了後には産泰神社の幣殿の源氏物語の天井画が公開されました。
天井画の公開は初めてとの事
観覧を事前に申し込めたようですが、一般の立ち見での観覧も可能だという事で、
以前から神社の行事の神楽も観てみたいと思いつつ、
普段は入れない幣殿の「源氏物語」の天井画も是非拝見したい、、、
能は撮影禁止でしたが、
能役者の下平克宏さんの「須磨源氏」を、大河ドラマに因んで源氏物語の舞です。
お雛様の五人囃子のように
右から謡(うたい)、笛、小鼓、大鼓(おおかわ)、太鼓で、謡が3人で七人のお囃子と、下平さんの舞。
ドラマなどでしか見たことのない優美な謡と音色、平安、室町、鎌倉時代への妄想へ
能は8世紀に中国から古くら伝わって、多種多様な芸能から平安京の都市・宮廷の文化の影響を受けて、神社の祭礼や京都奈良の大寺院での新年の法会から、、、、、いろいろと変化して、、、、時々の権力者に愛されながら数百年の歴史と共に、
一方で地方の村々の祭礼の場で「神事能」としても盛んに演じられてきた。
能は歴史上の人物や物語を題材にした悲劇が多い。
狂言は庶民の日常生活を面白おかしく描く喜劇。
産泰神社宮司の鯉登(こいと)さん。
ずっと鯉のぼりさんと思っていたけれど、こいとと、読むのでした
珍しいお名前。
太太神楽「大蛇退治」
須佐之男命と八岐大蛇の戦いの舞。
八岐大蛇を退治して八岐大蛇の体内から見つかった剣は皇室に伝わる三種の神器の一つですね
太太神楽「像儀」
説明をされたが理解力が足りず???
「像儀」には意味がなく
鬼門と裏鬼門を守っている神?の、、、お話???
緑の衣装の神?は弓と矢を持って、赤い衣装の神?は鰹節?と笏(しゃく)を持って、、、、
何のためにそれらを持っているのかと問いかけ合っているようでしたが、
理解できず
内容まで理解できれば尚たのしからずや
その後に神楽殿の舞台からお餅が配られ、、
後ろの方だけれど私も取りに行き、
お~~~来た~~~と手を伸ばしたら手に当たったものの前の方に転がって行ってしまい、、、
横からはご婦人がものすごい勢いでぶつかって来て危ないので諦めて後ろへ退散しました。
夫はどこへ、、、夫は私よりも少し前から戻ってきて、
にやりと笑いバックから丸いお餅を二つ(しかも紅白)取り出しました
一つは手にぶつかって下に落ちてそこに誰もいなくて拾えて、
一つ頂けたのでもうイイかと思ったのだが、、、
どうせ私は取れないだろうから、も一つ頂けたらいいなと待っていたら、
もう一つは伸ばした手に当たり逆の手元に落ちたそう。
夫は運が良いのかはしっこいのか、流石
ピンクと白のお餅
その後は少し待ってから人数を制限しながら順番に幣殿の源氏物語の天井画が初めて公開されます。
拝殿は子供の七五三のお参りで入った事がありました。
幣殿は神職が御祈祷をする場所なので普段は一般の人は入れません。
撮影は禁止ですが控室に写真のパネルがありました。
今年の大河ドラマ『光る君へ』で源氏物語が話題になって、天井画が源氏物語での御縁、
何故、幣殿の天井画が源氏物語かは詳しくは分からないけれど、
源氏物語の儚さをこの世の儚さと重ねたのではないか、との事でした。
私は源氏物語を読んだこともなく恥ずかしながら、良く知らないのですが、
源氏物語は54巻からできていて、天井画の20番と21番は何故か順番が逆になっています。
間違えたとは考えずらく、日光東照宮の陽明門の柱の模様が一つだけ逆さまになっているように、「完成すると、そこからは崩壊が始まる」という考え方で、未完成にして発展を願うという意味ではないかと、宮司さんが説明されていました。
夕方からは二宮赤城神社でも、能と狂言と神楽の奉納があり、
狂言師、野村萬斎さんの御子息の野村裕基さんの公演もありましたが、
天井画を観て時間がなくてそちらは諦めました。
伝統芸能と天井画も歴史と奥深い意味も含まれていて、難しくて全ては理解できないけれど、
良い文化に触れられて楽しく有難く思いました
お餅も美味しく頂きせう