昨日は会社のこれまでの5年間のキャッシュの使い方等を見て絶望していた。まだ入社3年目のしかも海技者であり、現場の人間な訳だが。
会社は100年に一度の好景気で得たお金の半分以上を株主の圧力に押され株主還元してしまった。他の会社は海運という業界の特徴を抑え、海運に依存しない経営戦略を強めたのに、僕の会社はそれができたはずのお金をただ渡してしまった。不動産でも陸運でも、何か2本目の柱があれば安定するはずなのに、それに挑戦できたはずの100年に1度の唯一の機会を失ってしまった。
こうなれば、どうせいずれ来る不景気でただ苦しむことになるだけだろう。どうしようもなくなれば、100年独立を保ってきた会社の身売りの可能性だってある。
こんなことを考えたら頭の中がぐるぐると収集がつかなくなりそうだったが、ストア哲学の教えの通り、こんな未来の話を今から心配して苛立っていても何もできない。やるべきなのは自分のコントロールできる範囲に集中することであって、海技者としての実力を高める、英語能力を高める、個人的に投資をして将来の会社の揺れ動きに備える、など他に考えるべきことはいくらでもあるのだ。もし会社が身売りになったとしても、航海士としての技術者の僕がその時どのような価値を市場で持つのか、ということだろう。転職だって、資格をうまく活かせればいくらでも道はあるだろう。
自分で変えられないことにいくら思考を使っても関係ないのだ。
2026/06/19撮影 伊豆諸島沖
