みんな~
ひよこ村のおともだちが
たくさんでてくる
楽しいおはなしが
はっじまるよぉ~
その頃
ウパちゃんは
キリンさんと
砂漠に来ていました。
「キリンしゃん、はやいね~」
ウパちゃんは
明らかに
ひよこちゃんの
家から
離れた所に
いました。
「!?」
さっきまで
勢い良く
駆けていた
キリンさんの
足が
止まりました。
ウパちゃんが
そっと
キリンさんの
進行方向を
長い首の間から
覗き込みました。
「およ?」
「ケ…ケロ・・・」
砂漠で
白いカエルが
少し
干からびて
遭難していました。
「ケ・・・ケ・・・ケロ・・・」
水分の抜けた
白いカエルは
ウパちゃんに
助けを
求めてきました。
「オネム?」
しかし
ウパちゃんは
白いカエルが
砂漠で
お昼寝していると
思いました。
「バイバ~イ」
ウパちゃんは
若干ミイラ化
しかけている
白いカエルの
所から
立ち去ろうとしました。
「!?」
「ケロ~ケロケ~ロ!!」
「?」
「ケロ!!ケケロケ~ロ」
干物になりかけの
白いカエルは
必死になって
ウパちゃんを
引き止めました。
「だいじょうびゅ?」
「ケ~ロ~♪」
潤いのない
白いカエルは
ウパちゃんに
気持ちが
伝わって
嬉しくなりました。
(…これ絶対に変だよ!!)
(ひよこちゃんの推理に間違いないよ!!)
ひよこちゃんは
ウパちゃんに
DMや「いいね」を
送信しまくりました。
(ウパちゃん一体どうしたの?)
ひよこちゃんは
心配で
ウパちゃんへ
何度も何度も
DMを送りました。
「ケロ~ケロ~」
ウパちゃんは
近くのオアシスへ
白いカエルを
連れて行きました。
白いカエルは
水分補給をして
元気を
取り戻しました。
「いかったねぇ~」
「ケロケ~ロ♪」
「バ~イバイ」
ウパちゃんは
白いカエルと
お別れしました。