最近のちびっこ(小学生)は、昔のちびっこに比べてとてもよく躾けられているし、とても賢い子が多いなと感じます。

 

でも、残念なことに。

自分でやれることの範囲がやたら狭いんすよね。

 

おそらく、昔より交通量が増えたり、不審者情報や重大事件の情報が増えて、そう気軽に子どもにいろいろやらせられなくなった、というのが大きいんだとは思いますが。

 

おつかいの経験がなくて、お金の支払い方がわからん、とか。

 

包丁を持たせてもらったことがないので、簡単な料理もできない、とか。

 

靴ひものない靴しか履いたことがないので、蝶々結びができない、とか。

 

 

子どもの失敗を我慢強く見守るだけの時間と気分に余裕がないのかな。

大人の側に余裕がないのかな。

とは思うんですが。

 

基本、今の親の多くが、いろいろ先回りして手を出しすぎなんだと想像します。

 

転ぶ前にマットを敷いて準備してるというか。

いや、まず転ぶことがないように、がっちり支えてるのかも。

 

失敗して学ぶこととか、じゃあ次はどうしようかね、ということが大事なのに、その辺の試行錯誤につきあう大人が少ないのが残念。

確かに、ぐずぐずあれこれやる時間は、一見すると無駄に見えますが、そこは飛ばしちゃいけない大事な経験なのですけどもねぇ…

 

生活体験というか、勉強以外の人付き合いだったりその他経験が圧倒的に少ないのも問題ですが。

何をしても叱られなれていないお子様も多いようで。

 

将来の日本をまた憂いております。

(と、ちょっと今日、よそんちのお子さんの「あちゃー」な状態を見てしまったのでした。)

 

社会が、学校が、家庭が、子どもの機嫌取りみたいなことをしてちゃいかんのにな…

不登校問題とかも、今後より一層、日本を貧しくしていく気がしてなりませんです。

教育現場の人手不足の解消、急務だと思うよ…