差別的だと叱られるかも知れませんが。
普通学級と、支援学級、っていう分け方がどうしてもありますでしょ。
知的あるいは情緒的に、「みんなと同じ」では辛いお子さんは、何らかのテストなり診断なりを経て、支援学級に通うことを選ぶ、という。
大きな決断だと思います。
その決断ができたご家庭のみなさん、素晴らしいと思います。
その子の学習・生活、そして生きやすさを考えた結果の大きな決断。
一方で。
その、テストなり診断なりで、ギリギリのところにいる、あるいは、親の意向でテストや診断そのものを受けない・現実を受け入れない場合もあるわけで。
お子さん本人は、周囲との差にすっかりやる気をなくしていたり。
最初からすっかりあきらめてしまう現状があるのに、誰もどうにもできないもどかしさ。
いわゆる、通級、っていうシステム、あれがもっと幅広く、さらには1対1でなくてもいいから、もう「学級」として成り立つように、どうにか広げられないものかね、と常々思っています。
どう見ても、知的に無理(時間をかけて頑張っても無理)、っていうお子さんが、何の都合か分かりませんが、とにかく、我慢して普通級に在籍していて。
そして、周囲の友達もみんな我慢している(その子が遅いのを待つとか、その子をグループに入れることで負担が増えるとか、いろいろ不都合がある)様子をみることが多々。
昔よりずっと優しい世の中になったせいで、いろいろ遅い子(頑張っているけど遅い子もいれば、そもそも頑張らないで遅い子もいます)に、とにかくみんな、我慢強く接している現状。
でも、絶対にイライラしているはずなんです。
子どもですから。
大人だってイライラするような状況を、延々と我慢しているんですもの。
例えば修学旅行にしても運動会にしても、行事なんかがあったら、より一層の我慢を強いられます。
連帯責任なんてことを言われる場面だってあるんですもの。
(特に、発達障害系のお子さん、こういうときツライっすよね。)
支援学級に在籍している子に対する「配慮」は、子どもたちもイライラ感なくできることが多いように見えます。
が。
普通学級にいる「配慮」が必要な子に対しては、まだまだ、配慮でなく我慢、にしかなっていないよなぁと思うのです。
なんでこの子のために私らが我慢しなくちゃいけないの?というような。
とにかく、本人も周囲もつらい。
家族の皆さんが、現状を受け入れないパターンが多いのがまた一層つらい。
子ども文化庁がどうのこうの言いますけど。
予算、どうか学校にもっと予算と人をつけてくださいよ・・・
通級とか、支援員とか、もっと拡充されないと辛いっすよ…
共同親権とか、やばい話ばっかり熱心に見えますけど。
既存の教育がもう崩壊しそうだというのに、そこを見殺しにしてる感。
医療もですけど、教育の現場も、すでに壊れ始めていますよね。