又吉直樹さんと、ヨシタケシンスケさんが交互に書いている形の本。

どちらも好きなお二人なので、どんなもんかしら、と。

 

 

 

 

なるほど、そういう形なのね、と読み始めてから知る、妄想の世界本でした。

例えば。

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 その本は。鉄よりかたいときと、豆腐よりやわらかいときがある。

 ふざけて友達の頭をたたいただけで殺人事件になったり、力強くひらいて読むとすぐくずれたりするから難しい。

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 というような、こんな本があったら大変だねぇ、とか面白いねぇ、とか大喜利というか妄想というかの連続で。

読みやすいことこの上なし。

だけど、好みはわかれるかな。

 

えへえへ油断して読んでいると、途中で、小学生の男女2人が交換日記をしているというような短編小説がぶっこんであって、うっかり泣きそうになる、という、不思議なつくりの本でした。

 

2時間以内に読めてしまう分量かも知れません。

(といえてしまうのは、病院の待ち時間中におおよそ読み終えたからでした…)

 

各種作家さん、お笑い芸人さん(のネタ担当の方)、日々こんな感じでおもしろ妄想を生み出しているのだろうな…すごい仕事だな、と思うなど。