SNSが普及して、日本の若者の国語力が低下したという話を聞きました。もっとも実際その因果関係の信憑性は定かではありません。

とはいえSNSという短文のコミュニケーションに慣れた若者が、長文を読み解くのに不自由を感じる可能性は十分に考えられます。

大塚英志『感情化する社会』(太田出版、2016.10)にはLINEにおける「長文への拒絶」が例示されています。
LINEには長文を送らない、という暗黙の了解があります。短文でサクサクと会話をしていくことが求められるのです。そこで重要なのは「スピード感」です。メールとの差異はやはり「スピード感」であり、長文を送られると、読み手としては少々拒絶反応があるのです。

LINEだけじゃなくツイッター、インスタグラムなども同様です。ツイッターは140字と制限されていますし、インスタグラムは写真がメインであり、文章は補足的に使われているに過ぎません。
例えば、ツイッターでの炎上(ある「つぶやき」に対して否定的な意見が殺到する状態)は読み手が内容を曲解したり、一部分を切り取って間違った解釈をすることで起こることがあります。

もちろん、SNSにはいい面もたくさんあります。したがって、SNSを悪と考えるのではなく、どう向き合っていくかを考えないといけないと思います。僕自身、国語力を高めるためにもSNSだけでなく、本や新聞など、まとまった文章を読む習慣を継続していきたいです。