子供の喧嘩に親はでる! | 祐天寺りえのフレンチアルプス日常生活

祐天寺りえのフレンチアルプス日常生活

「フランスだったら産めると思った」(原書房)「食いしん坊の旅」(パラダイム出版)「フランスの田舎暮らしとおいしい子育て」(小学館)・・・以来、単行本を出せていない祐天寺りえの、フランスの山の中での、ごく普通~の日々ブログ。

村の小学校勤務になって、もうすぐ8年目を迎える。つまり丸々7年間が過ぎ、

その前は3シーズン。冬の間、スキー学校の幼児部で働いていたので、

足かけ10年。フランスで子供達と関わる日々を過ごしたことになる。


子供に接するに当たり、色々な場面で色々な日本との違いに遭遇し、

その度、ヒョエ~あせる とか エ~っ!!と驚いてきたりもしたけれど、

未だに、かなり無理しないと慣れないのは


『言いつけ虫・・・いわゆる”チクリ魔”の言葉を尊重する』

こと。


ただでさえ、”チクリ魔”が苦手な性分なものだから、ついつい

「この子、嫌な奴ぅ~」

などと内心で思い、適当に聞き流してしまいそうになるのだけれど、

それをするのはフランスでは御法度禁止


きちんと耳を傾け、例えば

「〇〇が意地悪する!」

と訴えられたら、即座に〇〇のところに行き、注意したり叱ったりしなければいけない。


要は、フランスでは

『子供の喧嘩に親(大人)が出る』

べし。


『子供の喧嘩に親が出る』ことは

子供どうしの喧嘩に,親が加勢をする。力のあるものが小事に干渉するたとえ。また,おとなげないことのたとえ。

・・・と、そんな風に日本で育った私には、かなり気をつけないと、危ない危ないあせる
うっかり日本的に対処してしまいそうになることが多く・・・ガーン

例えば、こんな場面を見かけても、つい、少しの間やらせておいて見守ってしまいそうになるのだけれど、
それではいけないNG
すぐ飛んで行って止める注意

明らかに”大げさ”が入っている子供の訴えにも耳を傾け、
すぐ対処。


慣れないことなので、なかなか身につかないものの、
でも、フム、これだから、もしかしたらフランスは”イジメ”が、まだ少ないのかもな・・・とも、よく思う。

火種は小さいうちに消してしまう。
良策かも・・・と。

さて、昨日も夕方の勤務中、同僚のマリ・クリスチーヌが
「ちょっと出掛けてくる」
と、いつになく鼻息荒く言ってきて・・・
どうしたのかと訊けば、息子のアドリアン(13歳)が、ここのところ中学で同じ村の少年シモンから意地悪されている。
だからスクールバスを待ち伏せ。シモンが降りてきたら、ちょいと成敗する・・・という。

意地悪の内容は、最初は雪を投げつけてくる・・・だった。
「でも昨日は唾を吐きかけられたらしい。コレはもう断固、許してはおけない!」
と。

あ~、コレだなぁ~・・・と、また、あらためて想った。

私だったら、例え我が子が雪を投げられても、唾を吐かれても
「その程度のことなら」
と、聞き流してしまうに違いない。
単なるガキんちょの悪戯程度・・・と、軽く受け止めてしまうに違いない。

でも、もしかしたら、その”放置”や”見逃し”が、コトを大きくしてしまうのかもしれない。
”この程度”の時に対処しておくことが肝心なのかも。

アドリアンのママにとっちめられれば、シモンは多分、もうアドリアンいじめを辞める。そして標的を別の子に移す。
その別の子も親に訴えて、その親がシモンを叱れば、シモンはまた別の子に標的を変える。
そうしていくうちに彼の獲物は明らかに減っていく。

『子供の喧嘩に親は出るパンチ!

これからの時代には必要な処方・・・なのかもしれない。