村の小学校勤務になって、もうすぐ8年目を迎える。つまり丸々7年間が過ぎ、
その前は3シーズン。冬の間、スキー学校の幼児部で働いていたので、
足かけ10年。フランスで子供達と関わる日々を過ごしたことになる。
子供に接するに当たり、色々な場面で色々な日本との違いに遭遇し、
その度、ヒョエ~
とか エ~っ
と驚いてきたりもしたけれど、
未だに、かなり無理しないと慣れないのは
『言いつけ虫・・・いわゆる”チクリ魔”の言葉を尊重する』
こと。
ただでさえ、”チクリ魔”が苦手な性分なものだから、ついつい
「この子、嫌な奴ぅ~」
などと内心で思い、適当に聞き流してしまいそうになるのだけれど、
それをするのはフランスでは御法度![]()
きちんと耳を傾け、例えば
「〇〇が意地悪する!」
と訴えられたら、即座に〇〇のところに行き、注意したり叱ったりしなければいけない。
要は、フランスでは
『子供の喧嘩に親(大人)が出る』
べし。
『子供の喧嘩に親が出る』ことは
すぐ対処。
慣れないことなので、なかなか身につかないものの、
でも、フム、これだから、もしかしたらフランスは”イジメ”が、まだ少ないのかもな・・・とも、よく思う。
火種は小さいうちに消してしまう。
良策かも・・・と。
さて、昨日も夕方の勤務中、同僚のマリ・クリスチーヌが
「ちょっと出掛けてくる」
と、いつになく鼻息荒く言ってきて・・・
どうしたのかと訊けば、息子のアドリアン(13歳)が、ここのところ中学で同じ村の少年シモンから意地悪されている。
だからスクールバスを待ち伏せ。シモンが降りてきたら、ちょいと成敗する・・・という。
意地悪の内容は、最初は雪を投げつけてくる・・・だった。
「でも昨日は唾を吐きかけられたらしい。コレはもう断固、許してはおけない!」
と。
あ~、コレだなぁ~・・・と、また、あらためて想った。
私だったら、例え我が子が雪を投げられても、唾を吐かれても
「その程度のことなら」
と、聞き流してしまうに違いない。
単なるガキんちょの悪戯程度・・・と、軽く受け止めてしまうに違いない。
でも、もしかしたら、その”放置”や”見逃し”が、コトを大きくしてしまうのかもしれない。
”この程度”の時に対処しておくことが肝心なのかも。
アドリアンのママにとっちめられれば、シモンは多分、もうアドリアンいじめを辞める。そして標的を別の子に移す。
その別の子も親に訴えて、その親がシモンを叱れば、シモンはまた別の子に標的を変える。
そうしていくうちに彼の獲物は明らかに減っていく。
『子供の喧嘩に親は出る
これからの時代には必要な処方・・・なのかもしれない。
