前回の『体育のメシ』からの続き・・・です。
スポーツ・スパルタ教育ママゴン・祐天寺は、冬になるとますます無駄な動きを加速。
トレーニングへの送り迎えや、大会観戦。
合い間に自分一人でも、隣人達とも、そして日本からのスキーヤーともスキーを楽しんだりしてしまうし・・・と、右往左往(いわゆるハエがブンブン飛んでいる感じだそう。なぜ、せめてミツバチと皆言ってくれないのだろう
)。
また我が家はスキーするには立地的にとても便利なので、日本からの愉快な友人スキーヤー達が入れ替わり立ち替わり逗留することも多く、
そうすると、久々のちゃんとした大人の日本語(?)での喋ったり笑い転げたり・・・にも忙しくなる
なので料理も、短時間で作れて、その割には誰の口にも合いやすく、大量に作れば色々なバリエーションにアレンジ可能。
そういうレシピが特に冬の間は愛用される。
その点で、このラタトゥユはとても重宝。
大量に作れば、翌日は『クスクス』。翌々日は『カレー』・・・という風に3日くらいは大して料理をする必要がなくなる。
他にもピザやクレープのトッピングにしたり、キッシュの中味にしたり、また、ミキサーで混ぜてしまえば、ガスパッチョ風スープにもなったりする。
先週末もゲレンデでたまたま友人達と合流。
滑った後、帰りにちょっとRieの家に寄って温まっていこうということになった。
フランス人はこういう時、それこそ「なんのお構い」も不要。
皆、喋りが目的で立ち寄るので、実に気楽なのだけれど、
当の私が腹ペコ状態。
なにかアペロ(つまみ)になるものはないかな?と冷蔵庫を開けたら、
ほーんのちょっと。本当に笑えるほどほーんのちょっとのラタトゥユが残っていた。
我が家に残り物があるなんて珍しいこともあるものだ。
そうか、前日、カリンは氷河スキーに行っていたんだった。それでか。なんにせよ、ラッキー![]()
これでブルスケッタ(イタリア風カナッペ)もどきを作れるぞ!
(ブルスケッタもどき・・・のレシピ)
①バゲットを2cm厚くらいの斜め切りにし、片面にオリーブオイルをふりかけ軽くトースト。
②熱いうちに手粗くニンニクの欠片をこすりつける(友人達にもニンニクのかけらを渡して、皆であーじゃこーじゃ喋りながらワイワイと作業)。
③その上に冷蔵庫から出した冷たいラトトゥユをのせ、好みで更にもうちょっとオリーブオイルを軽く垂らせば出来上がり。
ところが・・・・・・
アララ、バゲットの余りが全然ない。
しゃぁない・・・・と上階にあがり、シングルマザー・ナタリー宅の戸を叩く。
「バゲット、少しない?」
「あるけど、昨日のだから硬いかも」
「問題ないない」
で、そのままバゲットと一緒にナタリーも裸足のまま階段降りてきてアペロに合流
。
こういう建物内調達ができるところがアパート暮らしの便利さでもあります(裸足で隣家の飲み会に来られるし![]()
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)
話逸れましたね。
そう。だからアパート暮らしも便利だけれど、このラタトゥユも便利・・・という話でした。
オススメです![]()
ラタトゥユ
いわゆる”野菜のごった煮”。
どちらかというと夏料理とされているのだけれど、我が家では生野菜を食べられる夏よりも、温野菜主流の冬によく作る。
①まずは野菜(赤&黄&緑ピーマン、ズッキーニ、ナス、玉ねぎ、人参)を全て角切りにする。
②鍋にオリーブオイルを結構たっぷり入れ、ニンニクを2、3欠片。玉ねぎを炒める。
③玉ねぎに火が通ったら、他の野菜を全部入れて、2、3分炒める。
④ホールトマト(缶詰)を入れ、炒めながらトマトをグサグサと潰し
⑤ローリエとタイムの茎を入れ
⑥蓋をし弱火で30分余。
⑦午前中に作っておいて、夕食時にもう一度15分ほど煮ると、ちょうど旨みが出る・・・・・・ような気がする。
日本の雑誌などにもよく登場している、このラタトゥユ。
ただギョットさせられるのは、
★水を加えている
★ブイヨンを入れている
ことが多い点。
水もブイヨンも御法度です![]()
野菜の水分と旨味。それがラタトゥユの魅力。
水で薄めたりブイヨンの味でワケわからなくしては勿体無い。
子育てと同様。余計なものを加えたら、本来の味がしなくなってしまう。
じーっと待っていれば水分も旨味も出てくる・・・ということなのでしょう(☚自らに言い聞かす言い聞かす
)
あと、あくまでも庶民料理。もし赤&黄ピーマンやズッキーニの値段が高かったら入れる必要なし。
要はあるものでいいのです。
例えばナスと玉ねぎ、人参とホールトマトだけでも充分。
フランス人などはズッキーニと玉ねぎ、ホールトマトだけでも作っている。
ただトマトはホールトマト・・・即ち缶詰を使いましょう。
コレはイタリア人シェフ達も言っている。
「トマト・ソースなどにはフレッシュトマトより、絶対缶詰の方が旨い!」と。
安いものでOK。ホールでなく潰したものや小切りにしたものでもOK。
バリエーション その① クスクス
このラタトゥユを多めに作り、1日めに残った分(残させた分(笑))に、今度は水とヒヨコ豆、じゃが芋なども加え、スパイス(クミン、ナツメグ、ジンジャー、カレーなど、なんだか中近東っぽいかも・・・というものならなんでも)を効かせれば、翌日の1品、アフリカ料理『クスクス』になる。
バリエーション その② カレー
同じくラタトゥユの残りに水を加え、カレールゥも入れれば、ベジタリアン・カレーにも。前日から煮たものだし旨みが出ていて美味。
ポイントは大量に作って3種に分けるのではなく、食べては余りを次の料理にしていくこと。
そうすると3日めのカレーの旨味が肉なしでもコクが充分。抜群となる![]()
ただ問題は毎回、余らせることができるか・・・・そこなんですけれどね~。
ちなみに『クスクス』は消化に良いので、フランスではよく胃腸病の人にも勧められる料理。
パリの会社員や管理職達が『好むランチ』ランキングナンバー1にもなっているのだそう。
私はアリサ(赤唐辛子のペースト)を絡めながら食べます♪ 温まるぅ~♫
日本でも東京のアフリカ料理店や多国籍(無国籍?)レストランでは人気メニューになり始めているとか。
でも高い![]()
いわゆるアフリカ版カレーライス。
アフリカでもフランスでもどの家庭でも気軽に作る庶民メニュー。
挽き割り麦が入手できなかったらご飯や雑穀と一緒にでもOKそう。
要は、なんだかワケわからないスパイスごちゃまぜの、カレーとは一味違うスープって感じ。
是非、ご自宅でお試しください。


