基礎化粧品のチェーン店から「今月の来店プレゼント」葉書が届いて、見たら2段式の可愛いお弁当箱の写真が載っている。
大きく
Bento
と書かれて。
そう。
アメリカでもブームの日本のお弁当箱はフランスでも人気。
「弁当=Bento」は、もうフランスでは誰にでも通用する外来語になりつつある。
他にもフランスで日常使われている日本語は結構多く、しかも年々着実に増えてきている。
例えば
柔道=Judo
漫画=Manga
指圧=Shiatsu
布団=Futon
津波=Tsunami
寿司=Sushi
天ぷら=Tenpura
照り焼き=Teriyaki
などなど。
面白いのは「Kaki」。
柿自体は地域によってはまだ入手できず食べられないからか、果物としての認知は高くない。
でもその「柿色」がもう随分前から「Kaki」と形容されて、既に子供達にまで遣われるほど馴染んでいる。
「ワインレッド」色をフランス人は「ボルドー」と言うけれど、似たような感覚で「コレは、まさしく柿の色だ!」とファッション関係者が遣い始めたのかもしれない。
「Shiba-inu」も面白い。
柴犬(シバケン)は人気の高級犬種。
メリベル村のホッケーのコーチも柴犬を飼っていて、時々スケートリンクに現れては子供達とホッケーを愉しんでいる。
「Shiba-inuほど可愛い犬はいない♪」
とホッケーコーチは目を細め、その脇で私は「shiba-kenね、shiba-ken」ボソボソと一人呟いている。
※でも今、ふと思ったのですが、私や私の周りが「しばけん」と呼んでいただけで、もしかしたら「しばいぬ」が正規なのでしょうか?ちょっと不安。でもこのままにしてしまおう。
それにしても日本語といえば「Samurai(侍)」「Geisha(芸者)」「hara-kiri(腹切り)」くらいしか聴かなかった15,6年前からは打って変わったスピーディな日本語普及だ。
同様に15,6年までは「アジア」といえば「中国」や「ベトナム」しかフランス人の頭には思い浮かばなかったのが、今ではまず「ジャポン」が来るという。
「好きな国は?」
と訊かれると
「Japon!(ジャポン)」
と答えるフランス人もとても多いのだそう。
好きな理由は、
「文化的歴史的にとても美しさを感じさせる国だから」
「精神的、倫理的に信頼できる国と思う」
「感性が素晴らしい」
などなど。
暮らすには難しそうだけれど(災害など多いし言葉が難しいことから)、経済的余裕があったら一度は訪れてみたい国でもあるのだそう。
だからサッカーでフランスチームと日本チームが闘っても、いつになく皆、穏やか。
負けても、妙に満足げだったりする。
「日本人選手は常に一生懸命。潔くてズルさがない。見ていて実に気持ちよい」
から・・とのこと。
ご贔屓にして頂き、ありがたし・・・・・・。
そして、なにより
「禅の国ジャポン」
これが日本のイメージなのだそう。
「Zen」は既に高速道路の電光掲示板にまで常に書かれている。
「スピードの出しすぎ注意。Zenで行きましょう!」と。
折角の好イメージを壊してはいけないな・・・とは思いつつも、ついチャカチャカと動き回り、ダハダハと大口開けて笑ってしまっている祐天寺。
でもなぁ~、「禅な女」には逆立ちしてもなれそうもないし・・・。
なにはともあれ、これから先もどんな日本語達がフランスにやってくるのか、とても楽しみなのであります。