採用と人材育成を考える(1)キャリアアップよりワークライフバランス | 石川県の飲食/観光/食品コンサルタント 山崎英樹の独り言

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北陸・石川県を拠点に、飲食店、フードビジネス、観光宿泊業などの各種アドバイスを行うコンサルタント山崎の独り言。ビジネスからプライベート、趣味遊びから世の中へのメッセージまで、真面目で適当、知的で軽薄な遊び心満載のブログ。いしかわ観光特使も務めてます。

このところ、採用や人材育成のご相談がとても多くなってきています。



そこで、現代の働く側に起こっている変化と、

採用する側がどう変わるべきかについて、

数回に分けて

ブログ上で少し書きたいと思います。



自分が飲食店のサービススタッフデビューしたのは32年前。

元号はまだ昭和でした。



当時のマネージャー職の方々は、

店の最高責任者であり、

権限を持った支配人。



総じてリーダーシップを持ち合わせ、

組織を引っ張って行くタイプが多かったです。



店長の指示命令のもとでスタッフは動き続け、

店長次第で店のカラーも変わるような、

そんな時代だったと思います。



しかし、そうした「マネージャー像」は

時代と共に変わってきてしまいました。



昔は「上司に言われたことはやるのが当たり前」。


当時は、反抗的で気の強い一部のスタッフが

上司の言うことを聴かないとか、

自分の信念に従って上司に反抗すると言うことはありました。



ところが現代は、

おとなしいスタッフであっても、

「出来ない」「やりたくない」と平気で上司に言い返したりして、

仕事を選ぼうとするスタッフまで存在するようです。


やりたいか?やりたくないか?

納得できるか?できないか?

…が行動基準のようですね。



「仕事はやるのが当然」とか、

「仕事は一生懸命にやるのが当然」と言うのは過去の常識で、

いまどき世代には通用しない場合、通用しない人がいるようです。



我々が若かった頃にはおそらくほとんど無かったことです。



現在は深刻な人手不足に加えて、

キャリアアップよりワークライフバランスの方が大事と言う人が増えています。

「働き方改革」の影響も大きいですね。



ですから、

これからのやり方を考えるときに、

採用する側が働く環境や仕事に対する意識変化を理解して、

見直しや変化を検討しなければなりません。


もちろん、そんな考え方の人ばかりではありませんが、

全体として大きく変化しているので、

いまどき世代の考え方が昔とは変わってきてしまったことを認識する必要があります。



だから、採用面接のときには、

経歴や志望動機を聞いて来たのが普通でしたが、



これから面接時に聞くべきことは、

応募者がどのようにここで働きたいかです。


学業や家庭やプライベートと仕事のバランスをどうとるのか…が、

応募者の最大の感心事と思わなければならない。

そんな時代に変わってきてしまいました。



次回へ続きます。


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■石川の飲食業アドバイザー山さん■
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