業績不振はスタッフのせいではない。 | 石川県の飲食/観光/食品コンサルタント 山崎英樹の独り言

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北陸・石川県を拠点に、飲食店、フードビジネス、観光宿泊業などの各種アドバイスを行うコンサルタント山崎の独り言。ビジネスからプライベート、趣味遊びから世の中へのメッセージまで、真面目で適当、知的で軽薄な遊び心満載のブログ。いしかわ観光特使も務めてます。

お盆が明けて、少し落ち着いていることもあり、

指導依頼が色々と舞い込みます。



依頼される案件の中で最も多いのは

従来から経営(業績)改善のサポート。



売上が下がり続けているとか、

利益は出ているのにキャッシュフローが少ないとか、

売上は上がっているのに利益が少ない…などなど

経営改善案件が途切れることは有りません。


そして、そうしたお店や会社に実際に数多く関わっていると、


接客サービスが悪いから売上が上がらないとか、

人が育たないから売上が上がらない、

人が育てば売上が伸びるはず、

…などと考えている経営者にたまに出会います。



これは大抵の場合考え方が逆で、


売上が上がるから人は育つし、

売上が上がらなければ人は育ちません。



最も人が成長するのはやはり超繁忙ウイーク。

代表的なのは年末年始、お盆、GW。

これは間違いない。



続いて忘年会シーズン、歓送迎会シーズン、夏休み…等々の繁忙時期。


この期間もスタッフが成長するチャンスです。


平常時の平日は基礎固め。正確性重視。

週末は応用編。スピード重視。



これは飲食店での人材育成では

普遍の法則だと思います。



ところが、人材が育たないから売上が上がらないと考えている経営者は、


売上が上がらないのは、スタッフが成長していないから…とか、

サービスレベルが上がらないから…等を理由にし続けています。


先日もそのことをとうとうと真剣に語る経営者に遭遇しました。



確かに、それも業績不振の一因になっている場合は有りますが、

圧倒的にそれ以外のことが不振要因であることがほとんど。



更に言うと、

接客サービスレベルが目覚ましく向上したとしても、

売上が劇的にアップする訳ではありません。せいぜい数パーセント。



サービスも含め、商品、クオリティ、衛生管理、販促…などなど

改善や改革が複合技で変化して

劇変が起こる可能性が高まります。



サービスを軽視しているわけではないですよ。

QSCのS(サービス)が、とても大事なのは言うまでもありません。



さて明日からは

北陸最大規模のショッピングモールとなる

「イオンモール高岡」に張り付きます。

今回はどんなオープニングになるかな。



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■石川の飲食業アドバイザー山さん■
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