人材育成について、現在いろいろと悩んでいます。
・・・・というか半永久的に考え悩みます。
特にこの3月4月、
沢山の「新人さん」が入社してきて、
性格や考え方も千差万別。・・・頭を抱えるようなこともあります。
こういう仕事をしている限り、
「人材育成」の悩みのタネは一生尽きることが無いとおもいます。
そんなモヤモヤがピークだった今日、ある言葉に出会いました。
「担雪埋井(たんせつまいせい)」という禅の世界での教えの言葉です。
そして、人材育成の心構えを良く表している言葉です。
字の意味は、「雪を担いで井戸を埋める」。
井戸に投げ入れた雪はすぐに水に溶けてしまします。
井戸を雪でいっぱいにするには、どのくらい時間が掛かるかしれない。
もしかして無理なことをしているのかもしれない。
途方もなくムダなことをしているのかもしれない。
それでも雪を投げ入れ続ける。
・・・そういう気持ちで、人を育て続けないといけない・・・と教えてくれています。
そのくらい、大事業であるし、難事業であるとも教えてくれています。
この言葉を知って、ついさっきまで色々とモヤモヤしていたことが
スーッとしました。
たとえば新人育成。
一ヶ月や半年くらいで結果を出そうなんて、土台無理なこと。
他人に迷惑を掛けなくなるのに三年くらい。
会社に利益をもたらすのに十年くらいかかる・・・かもしれないと
我々が覚悟しないといけないと、思いました。
そう思ったら、なんだか心が収まってゆきました。
「短気ではなく長気」「短期ではなく長期」・・・で、人材育成を考えようとも思いました。