担雪埋井(たんせつまいせい) | 石川県の飲食/観光/食品コンサルタント 山崎英樹の独り言

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北陸・石川県を拠点に、飲食店、フードビジネス、観光宿泊業などの各種アドバイスを行うコンサルタント山崎の独り言。ビジネスからプライベート、趣味遊びから世の中へのメッセージまで、真面目で適当、知的で軽薄な遊び心満載のブログ。いしかわ観光特使も務めてます。

人材育成について、現在いろいろと悩んでいます。



・・・・というか半永久的に考え悩みます。



特にこの3月4月、


沢山の「新人さん」が入社してきて、


性格や考え方も千差万別。・・・頭を抱えるようなこともあります。



こういう仕事をしている限り、


「人材育成」の悩みのタネは一生尽きることが無いとおもいます。




そんなモヤモヤがピークだった今日、ある言葉に出会いました。




「担雪埋井(たんせつまいせい)」という禅の世界での教えの言葉です。


そして、人材育成の心構えを良く表している言葉です。



字の意味は、「雪を担いで井戸を埋める」。



井戸に投げ入れた雪はすぐに水に溶けてしまします。


井戸を雪でいっぱいにするには、どのくらい時間が掛かるかしれない。


もしかして無理なことをしているのかもしれない。


途方もなくムダなことをしているのかもしれない。


それでも雪を投げ入れ続ける。


・・・そういう気持ちで、人を育て続けないといけない・・・と教えてくれています。


そのくらい、大事業であるし、難事業であるとも教えてくれています。



この言葉を知って、ついさっきまで色々とモヤモヤしていたことが


スーッとしました。



たとえば新人育成。



一ヶ月や半年くらいで結果を出そうなんて、土台無理なこと。


他人に迷惑を掛けなくなるのに三年くらい。


会社に利益をもたらすのに十年くらいかかる・・・かもしれないと


我々が覚悟しないといけないと、思いました。



そう思ったら、なんだか心が収まってゆきました。



「短気ではなく長気」「短期ではなく長期」・・・で、人材育成を考えようとも思いました。