こんにちは!

50代の女性の生き方を発信している
山口朋子です

生きていると日々いろいろなことに
イラっとしたり、気になったり、反応したりします。

それって自分の中に
「こうあるべき」とか
「自分はちゃんとやってるのに
あの人はどうしてそれを守らないんだろう」
というモノサシがあるからなんですよね。
 
同じ日本人なら気になることでも、
外国人なら「しょうがないかー」って
すぐに思えたりもしますよね。
 
ということはつまり、反応している原因は、
相手ではなく、自分にあるということですね。

ここまでは、私の考えなのですが、
ここからは、『アドラー流 気にしないヒント』
(岩井俊憲 著)
を読んだ感想です。

岩井先生は、アドラー心理学の本を
66冊も書かれていますが、本書は最新刊です。

 
本書では、「オセロゲームの生活」
をおすすめしています。
 
「オセロゲームの生活」とは、1日の最初と最後を
良い気分で過ごすことで、1日全体を
「良い1日だった」に変えていく思考法。
 
朝は気分爽快!で起きて、
1日の最後は感謝と前向きな気持ちで眠りにつく。
 
そうすれば、日中いやなことがあったとしても、
オセロの白と黒の石のように、
はさまれた黒い石も白くなるよ、というのです。

これは確かにそうで、私もこの数年間は、
ベッドに入ったら、必ず
「今日は良い1日だった!」と感謝して
良かったことを考えるようにしています。
 
もちろん嫌なことも起きますが、
それも自分を成長させるため、
何かに気づかせるために起きたから
ありがとう!と感謝するのです。
 
物事は見方次第ですからね。

それを朝もしましょうというのが新しい!

「眠いなあ」「起きたくないなあ」ではなく、
カーテンをパッと開けて、
朝を気持ちよく過ごすことで、
良い1日がスタートします。

アドラーでは、「自分がこうなったらいいな」
と具体的に思い浮かべ、
そこから逆算する考え方があります。
 
今日があって1年後があるのではなく、
1年後にこうなりたいから、
今日はこれをするんだ!という考え方ですね。
 
私もこれは結構使っています。

たとえば、私は不動産投資をしていますが、
55歳ではキャッシュフローがこのくらい欲しいから
今年はこういう物件を買おう、そのためには
まず不動産屋さんにこういうオファーをしよう、
という感じで逆算して動いています。
 
本書では、「なりたい」ではなく、
「すでに・・・である」と自分に宣言するといい、
と書かれています。
 
あとは断言したことを行動するのですね。
それで現実が変わっていきます。
 
それでも、つい怒ってしまうこともあるでしょう。

感情は、自分のパートナーです。
 
感情は、私たちにサインを出してくれているのです。
 
感情には目的もあります。
 
感情は目的を持って使われる」とう表現が衝撃でした。
 
であは、怒りの感情をコントロールしたい時は
どうしたらいいのでしょうか?

本書では、このような方法が書かれています。
 
①自分が怒っている相手と自分の怒りの目的に目を向ける
 
②自分の中にある「べき」「ねばならない」を書き換える
 
③怒りの奥にある感情を探す
 
④深呼吸する
 
わかりやすいですね。
 
人間関係では、「怒り」を使わずに
感情を伝えると、対人関係がトラブルに
発展することがありません。
 
私は、夫に対しては「悲しみ」が「怒り」に
変わりやすいので、本来の「悲しい」
という感情を伝えてみようと思いました。

「怒り」のほうが、インパクトが大きいので
つい自分の目的を達成するために
今まで「悲しみを伝える」よりも
直接相手に「怒り」をぶつけてしまっていたのだなあ
と反省しましたガーン
 
岩井先生のこの本で私が好きな部分は、
 
「イライラすることがあったら、
その場で主人公になれ
 
という言葉です。
 
問題から目をそらしたり、
誰かに頼ったりするのではなく、
自分の器を大きくして(人間性を高めて)
自分が自分の人生の主人公として対処するのです。
 
なんて素敵な言葉なのでしょうか。
 
誰かにイライラさせられている脇役の自分ではなく、
自分主体で、自分の人生をより良くするために
この出来事が起きているのだと、
脳内にナレーションを流してもいいかもしれません爆  笑
 
そうやって人生の舞台の主人公である自分を
客観的に見ていれば、
本気で怒ることがバカバカしくなってきますね。

だって舞台上の役柄なのに、
そしてそのセリフは自由に選べるのに、
怒りという安直な方法を選んでしまっていては
舞台もつまらなくなってしまうというものです。

人生芝居を客観的に楽しもうと
本書を読んで改めて思いました。


この本からはさらに大きな学びがあったので、
それはまた後日書きますね。
 
著者である岩井俊憲先生は、
アドラー心理学を日本に広めた第一人者です。
 
そんな岩井先生と山口朋子が
6/8にオンライン講座でコラボします。
 
テーマは、起業の成功です。
 
岩井先生は、アドラー心理学の見地から、
私は、オンライン情報発信の見地から
それぞれ自身の体験談を交えてお話しします。

アーカイブ配信もありますので
ぜひ聞きに来てくださいね。

詳細はこちらです。