アラフォーからのライフスタイルを
提案する 山口朋子です
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昨日は満月だったので
そろそろ娘の陣痛が来るかなと
思っていましたが、来ませんでしたねー
娘も
「もう出てきていいよー」
とお腹に語りかけていましたが、
ベビーはまだママのお腹にいたいようです(笑)
臨月のお腹はもうパンパン。
じじばばも今か今かと落ち着きません
さて、昨夜は、娘とふたりで
映画「ハウ」を観てきました
映画のポスターに
「かつてない優しいラストに、
温かな感動が待っている。」
と書いてあったので
娘は「最後は死んじゃうのかなあ。
悲しい話はいやだなあ」
と言っていましたが、悲しい終わりではなく
とても前向きなストーリーでした。
結婚の約束をしていた彼女に別れを告げられた
主人公(田中圭)が、保護犬のハウと出会い、
絆を深めていくのですが、
ある日ハウがいなくなってしまうという話。
ハウは、子どもたちのボールを追いかけて
トラックの荷台に乗って、
そのまま神奈川から青森まで連れて行かれ、
様々な人たちと出会います。
途中で、宮本信子演じる、
夫に先立たれた洋傘やの女主人が出てくるのですが
このシーンがとても良かったです。
今は亡き夫の仕事を引き継ぎ、
商店街がシャッター街になっても
ひとりでお店を続けます。
そこにボロボロのハウがやってきて
きれいに身体を拭いてあげ、
ご飯をあげて、一緒に眠ります。
夫がいて、商店街も活気を取り戻している、
そんな夢を見るのですが、
起きてみると、いるのは迷い犬のハウのみ。
それでも彼女は、悲しみもせずに、
淡々と新しい1日を始める、
そこに女性の強さを見ました。
最後、ハウは持ち主の元に帰れるのでしょうか?
ハウが、とにかくかわいくて
この映画を見ると、誰もが
犬を飼いたくなってしまうこと
間違いなし。
一人暮らしの圭くんが、
ただいま、と玄関ドアを開けると
ちょこんと座っているハウのかわいいこと。
顔をくしゃくしゃにして
「ただいま〜」っていう圭くんと
幸せそうなハウの姿が、
今も目に焼き付いています。
映画の中に保護犬のシェルターの
ボランティアをしている人たちが出てきます。
私は、犬を飼ったことはないのですが、
ペットショップで可愛い!と気軽に買ってきて
ちゃんと飼えない飼い主がいるという話を
たまに聞きます。
捨てられた犬たちを預かり、
世話をして、次の飼い主を探す人たちは
犬たちへの愛情がないとできないと思います。
彼らが、私には光り輝いて見えました。
愛そのもので動いている人たちだから。
かっこいいなあと思いました。
そして、愛猫を亡くし、
ペットロスになる女性も出てきます。
私がなかなか生き物を飼えないのは
別れの悲しさを想像すると
耐えられるのか自信がないというのもあります。
ハウがいなくなった圭くんと
猫が死んでしまって悲しむ同僚の女性が
居酒屋で泣くシーンでは
もらい泣きしそうになりました。
夫のDVから逃げるようにして
教会に身を寄せる女性も出てきます。
以前は優しかった夫が暴力をふるうようになり、
あちこちケガをしてやってきますが、
ひょんなことから夫に居場所がわかってしまう。
こういうDVにあった女性って
どこかで
「優しかった時の彼に戻ってくれるかも」
と思うのかもしれませんが、
DVって根が深くて、そう簡単には
人は変わらないのですよね・・・
私は、夫婦関係の相談もよく受けて、
すぐに離婚することは勧めないのですが、
唯一DVに関してはすぐに離婚した方が
いいと思っています。
DVをする人の方の心も泣いていますから
誰かがその人を理解して癒すことが
必要だとは思いますが、
なかなか難しいですよね。
ということで、映画「ハウ」は、
いろいろな楽しみ方ができる映画です。
主人公の成長物語でもあるなーと思いました。
私の評価は、★4.2(5点満点)