起業に向いている人、向いていない人

こんにちは！

アラフォーからのライフスタイルを
提案する山口朋子です

今日は、「かせぎ力アップ・レッスン」その65です。

女性が、自立し、
この時代を生き抜くための力「かせぎ力」を
アップさせる方法を連載しています。

かせぐのは、経済力だけでなく、

信頼や良い人間関係など、トータルな人間力です。

数年前のこと。

ひとりの方が、私の運営する起業塾「彩塾」に
入ってきました。

今はパートで働いているが、
いつか起業したいので、
起業について学びたいということでした。

スクールに通って
確かコーチングの資格を取得されており、
コーチとして起業したいと
その方はおっしゃっていました。

私は丁寧に話を聞き、
その方が今できることをお伝えしました。

今までSNSなどもやっておらず、
ネットもあまり使わないということなので
まずは情報発信からやってみようと話し、
おそるおそるSNSを使い始めました。

顔出しはしたくないというので、
「顔出しはしなくていいですよ」
とお伝えしましたが、

「近所で撮った写真（花とか）を
SNSに載せたら、身元がバレるのではないか」

とか

「もし知り合いが見て、
あの人変なことやってる、とか言われたら怖い」

など言い出して、
1つか2つ投稿したところで
手が止まってしまいました。

名前も顔も出していないので
写真だけで身元が判明することはないと
お伝えしましたが、

結局、SNSはやりたくないとのこと。

では、ブログに匿名で記事を書くことに。

ブログを開設して、
コーチングとからめて
みんなが悩んでいることの解決策などを
書いてみましょうとお伝えしました。

ですが、１か月たっても
記事は書けず、聞いてみると

文章が書けないと言うのです。

文章なんて学生依頼ずっと書いていなくて、
人の目に触れる文章なんて書けないと。

ブログはやりたくない、とおっしゃるので

では、お友達になどに声をかけて
コーチングのモニターを募って
経験を積んでみるのはどうかと
提案しました。

すると
「知り合いにやっていることを
知られるなんて絶対いやです」
と断固として拒否しました

そんな感じなので、動画や音声などの
情報発信も、もちろん無理でした。

SNSもブログも、動画や音声での
発信もしたくないということで、

残るは、体験コーチングなどのHPをつくり、
広告などで募集する方法です。

これなら１度HPを作り、広告をかければ
SNSをやる必要も、
知り合いに声をかける必要もありません。

すると「HPはつくれないし、
広告を出すお金もない」
と言って、それも却下。

ちなみに、彩塾では、自分でHPをつくる
わかりやすいテキストやセミナー動画を
用意していて、みんなそれを見て作っています。

でも、ネットがとにかく苦手で、
自分でHPを作るのは絶対に無理だと言います。

最後には、打つ手がなくなりました。

あれもいや、これもいや、
全部気に入らないのです。

「でも、起業は主体的に動いて
お客様に価値を提供しないと
お金をもらうことはできないですよ」

とお伝えしたところ、
逆ギレされました

「MOMOさんは、私には
起業は無理だと、きめつけて
私を否定した！

あなたのことを名誉毀損で訴えます」

私は親身に相談にのり、
話を聞き、今できることを提案し、
たくさんの時間を費やして
彼女がなんとか動き出せるようにしましたが、
うまくいかない責任を私に転嫁してきたのです。

起業するということは、
自分で自分の仕事を作り、
主体的にうごくことが不可欠です。

誰かが仕事を与えてくれるわけではないので。

下請け仕事をしたいのであれば
そういう会社にアプローチして
下請けで仕事をするやり方もあります。

この女性のように、
「〜のせいでうまくいかない」
といつも自分を「被害者」のように
考えていると起業はうまくいかないのです。

結局、彼女は自分で塾を去りました。

今もパートを続けているのかは

わかりません。

私は、世の中には、
起業に向いている人と
起業に向いていない人がいると思っています。

主体的に動ける人、
自分で責任を取れる人は起業に向いています。

いつも受身で、何かあると
誰かのせいにしてしまう人は、
起業に向いていないのです。

お客様からお金をいただくということは
そのための責任を持つということです。

子どものようにイヤイヤ言っていてばかりの
精神が未熟な人は、困難なことに遭っても
おそらく逃げてしまうでしょう。

そんな人に誰がお仕事をお願いするでしょうか？

誰が信頼して何かを任せるでしょうか？

また、今回の例で出てきた方は、

すべて矢印が自分に向かっています。

自分のことを知られたくない、
自分はできない、
自分はやりたくない、
自分はお金がない、
自分は、
自分は、、、、