商品じゃなくて自分を売る

こんにちは！

アラフォーからのライフスタイルを
提案する山口朋子です

今日は、「かせぎ力アップ・レッスン」その61です。

女性が、自立し、
この時代を生き抜くための力「かせぎ力」を
アップさせる方法を連載しています。

かせぐのは、経済力だけでなく、

信頼や良い人間関係など、トータルな人間力です。

今日のテーマは、

「商品じゃなくて自分を売る」

です。

以前もこんな記事を書きました。

相手の話をよく聞き、理解する

私も以前、営業マンだった時、

自社のサービスを聞いてもらおうと思っても

なかなか聞いてもらえませんでしたし、

もちろん営業成績も出ませんでした。

先輩からのアドバイスを聞いて、

お客様の話をちゃんと聞く、

ということに注力してから

ぐんと営業成績が上がりました。

相手の話をちゃんと聞き、
自分の成績につながらなくても

相手の役に立つ情報をお伝えしたり、
場合によっては他社のご案内をすることも
ありました。

それでもお客様との距離はぐっと近づき、
ご紹介などをいただく機会が増えたのです。

営業だけでなく、どんなビジネスも

最後は、「人間が判断して」買います。

だからその人が、どんな感情になるか

が大事なんです。

ビジネスは、誰かを幸せにするためにある、

と私は思っています。

私は本を書いたり、講演をしたり、

コミュニティを運営したりしていますが、

いつでも、読んでくれる人、

聞いてくれる人が幸せになるようにと

願ってコンテンツを伝えています。

このブログもそうです。

でも、そうやって相手のことを想っていると
信頼残高がたまっていき、
ご購入いただけたり、
ご紹介をいただいたりするんです。

こちらは売ろうとしなくても。

だから、「商品じゃなくて自分を売る」。

どんなビジネスでも通用する考え方です。

昨日も、彩塾で保険の営業マンをしている

女性からこんな報告がありました。

先日、たまたま私の生命保険の担当になった
お客様ところにアポをとるために

電話すると、コロナで自宅療養中でした。

私の手元の契約内容を見てみたら、
ちゃんとコロナでも給付金が下りる
ものにご加入でした。

給付金が下りる旨を伝え、
マイハーシス（健康観察するアプリみたいなの）
の登録するための「ID取得」をお願いしました。

ところが、初めに陽性を知って登録したのが、
電話での健康観察の形式だったので
マイハーシスのIDがありません。

「電話で登録された方が、マイハーシスのIDを
もらうのにはどうしたらいいんだろう？」

問い合わせ先が書いてあるというので、
まずはそこに電話してみることをお願いし、
１週間後にまた連絡をしてみました。

ところが、「その番号に電話しても全然
つながらないんです」とのこと。

また１週間後そのお母さんに連絡をしましたが、
やはりつながらないそう。

「これじゃぁ、せっかくの給付金を
受け取っていただけなくなる」と思い、

私の方で、電話で健康観察をしている方が、
マイハーシスの登録をするためのID取得する
にはどうしたらいいのか、

ネットの厚生労働省の記事、
自治体の記事などを読んで電話をかけ、
そのたびにたらいまわしになった末、
やっとたどり着いた情報で、
お客様は即日ID取得することができました。

「あ～とにかくよかった！
これでなんとか晴れてお客様にもお会いできる」

とのことで、やっと面談になりました。

ところがホッとしたのもつかの間、

「今回とても良くしてくださったので、
良かったらオススメの保険なにか
教えてくれませんか？」

とお客様の方から言ってくださったのです！

20年前に勧められるがまま入った保険を
そのままにしていて、このままでいいのかなって
思っていたそうです。

いつも自分の方から提案させてくださいという
「お願い営業」ばかりでいやだなと思っていたのが、
この時ばかりは
「たらいまわしになってよかった」
と心から思えました(笑)

日ごろ営業に回っていて
「まずはお客様の困っていること、お悩みを解決する」
というのは頭でわかっているのですが、

ここはなかなか突破できずに悩んでいましたが、
「なんだそんなことか！」と思い、

スコトーマが外れた気分！

振り返ってみれば、そういうこまごまとした
請求周りのことをして差し上げたことで
「紹介」をもらえたり、
他社の給付金請求、解約などお客様の
めんどくさいの手助けをしたおかげで
契約につながったこともありました。

いまさらながら「信頼を得る」
ってこういうことなのかってわかってうれしい思いと、
「商品を売るんじゃなく自分を売れって
こういうことなのか」と腹落ちした気分です。