こんにちは!

アラフォーからのライフスタイルを
提案する 山口朋子ですニコニコ

先週、家族で白馬のマリオットホテルに泊まり、
娘が、レストランで提供されたTWGの紅茶を
いたく気に入り、自由が丘のお店に行きたいと
いうので、行ってきました。



そこで私は職業柄、いろんなことを
考えたので、私の頭の中をシェアしつつ、
ブランドを作ることについて書きたいと思います。

あ、今日も祝日ですが、
お盆ウィークに入ったので
かせぎ力アップレッスンの連載はお休みし、
今週、来週は、雑多な記事中心に行きますねラブラブ
 
 
さて、シンガポール発の高級紅茶ブランド、TWG TEA

友人がシンガポールに旅行に行くと、
よくお土産にもらい、私も好きなブランドです。


(公式サイトよりお借りしました)

このTWG、パッケージに
1837って書いてあるので、
へー1837年創業なんだ、って
思っている方も多いかと思います。
 
ですが、TWGは、2008年創業

私も、え?そんなに若い会社なの?って
思いました。

だって、2008年といったら、
私が彩塾を始めた年。
わずか14年前です。

そんなに歴史が浅いのにかかわらず、
今ではシンガポールはもとより、
日本でも有名なブランドになりました。

そこには強力なブランド戦略が
あったのだと推測できますね。

ちなみに、1837年は、
シンガポールに商工会議所が作られ、
紅茶貿易が公に始まった年だそうです。

それを記念してロゴに入れているそうですが、
まあ、誤解を生みますよね、この表記はあせる

老舗だとミスリードさせていると
言われても仕方ないかもしれません。

実際それで、2013年に訴訟が起き、
「TWG Teaの1837はその年に創業したと
人々を誤認させるもの」と裁判官が言及しているとか。

(でも今でもロゴにはそのまま1837が
使われています)
 
人は、みんながすごいものというと、
自分もすごいと思い込んでしまう性質があります。

TWGがロゴに1837と入れているのも
このバンドワゴン効果を狙ってのことですよね。

バンドワゴン効果とは、
"世間の流行りや周りの評判を
判断材料にしてしまう心理”
のことです。

1837年に創業して、今も残っているなら
さぞかし素晴らしい企業なのだろう、と
印象つけられますので。

ちなみに、TWGとよく比較される、
マリアージュ・フレール」というフランスの
高級紅茶のブランドがあります。

こちらは、1854年創業の本物の老舗です。
マリアージュ・フレールの人気フレーバーティー
といえば、マルコポーロ。
 
私も何度も自分用にもギフト用にも購入しています。
デパ地下にもよく入って入るので、
買い物もしやすいのですよね。
(MOMOは西武百貨店池袋店でよく買います)

TWGの創業者は、「2004年にパリのマリアージュ・
フレールで惚れこんで」2008年にTWGを創業した、
と世界的な経済誌であるForbesでもっています。

その際、マリアージュ・フレールの店舗責任者を
引きぬいて社長にしたという惚れこみようです。

でも、それだけではもちろん人気ブランドには
なれません。

今回、TWG自由が丘店(レストランと店舗併設)で
お茶のラインナップを見ていたら、
GEISHAとかSAKURAといった異国情緒
あふれるネーミングのフレーバーティも
数多く置かれていました。
 
その数なんと300種類以上。
紅茶を選ぶときにも、ワインリストのように
何ページもあるメニューから紅茶を
選ぶのですが、これがまず上手なんです。
 
シンガポール自体が歴史の浅い国ですが、
ここで今までにない高級茶をネーミング含め、
どんどん発表し、しかもお値段も超高級。
 
エアラインのファーストクラスで提供してもらったり、
高級ホテルやレストランでも使われたりと
イメージアップをすすめていきました。

シンガポールのマリーナベイサンズや、
シャングリラのハイティーにも採用されています。
 
現に、今回、うちの21歳の娘も
家族で泊まったマリオットホテルのレストランで
「この紅茶、いい香り!なんていうの?」
と興味を持ったので、その戦略は成功しています。
 
ラグジュアリー系のホテルに泊まると
けっこうTWGの紅茶が置かれています。

それだけでも、人々は、
「高い紅茶なんだろうな」って思いますよね。



こちらは今年の5月に泊まったホテル・ザ・ミツイ京都の
スイートルームのお部屋に置かれていたドリンク類。

紅茶は、やはりTWGが置かれていました。

後進のTWGがここまで短期間に
有名ブランドになったのは、
対外的な営業力とブランドをつくるぞという
強い商人魂があったのだろうなと思わずにはいられません。

それは、自由が丘店でも強く感じました。


店内の雰囲気も、老舗感を出しています。



すべての食器や茶器にもこだわりが。
ティーポットは、店舗でも販売されていましたが、
持つとかなり重く(石でも入っているかのよう)
25000〜67000円ほどします。



アフタヌーンティー目当てで行きましたが、
到着した12:30はまだランチタイムで、
アフタヌーンティーは14時からだったので
プリフィクスのランチをいただきました。

そのお料理にも、紅茶の茶葉が使われており、
上記の牛肉のステーキにも、付けあわせに
TWGで人気の紅茶、ナポレオンティー風味の
ティーブレッドが添えられていますびっくり
 
ナポレオンティーは、キャラメルフレーバーの
甘い香りのするアールグレイのお茶です。



デザートにももちろん自社のフレーバーティーが
存分に使われています。



お給仕はゆったり、丁寧で、
自由が丘駅すぐの立地なのですが、
ここだけ時間の流れが異国の地の
貴族のお茶タイムのよう(笑)
 
娘は「スタッフの人たちが、まるで
ホテルの人たちみたいだった」と言いましたが、
言葉遣いや教育が行き届いている感じでした。

(私はややマニュアル通りすぎる気もしましたが、
そこすらも計算済みなのかもしれません)
 
お会計は、三人で10,890円。
滞在時間は約2時間。

食後は、お土産用の物販コーナーで
紅茶、紅茶缶、焼き菓子などが購入できます。

紅茶の詰め合わせなども予算に合わせて
5000円〜20000円などがあり、
お使い物にも非常に喜ばれそうです。
 
紅茶缶のデザインもたくさんあり、
それだけでも数十種類あるので、
コレクションしたくなる人も多そう。
 
マーケティング的にも非常に
勉強になりました。
 
接客は、とても丁寧ですが、
マニュアル通りな感じです。

この日は暑かったので、娘はマスクを
バッグに入れたまま入店しました。
 
するとすかさず「お客様、マスクは
お持ちでしょうか」と入店を止められました。

ネットの書き込みでも、店内でマスクなしで
おしゃべりしている人が気になるというものがあったので、
メインの女性客が不愉快にならないように
マニュアルもそのように作られているのだな
と感じました。
 
(娘も他意はなかったので、きちんとマスクをつけて
入店しました)
 
物販コーナーが素敵で、
また他のお客様もいなかったので、
「写真を撮ってもいいですか?」と聞いたら
商品の写真撮影はお断りしています、とのこと。

(レストランで、お料理と一緒に写真を撮るのは
かまわないということでした)

ブランドを作るための徹底した姿勢は、
やはりすごいと思ったTWG TEA自由が丘店でした爆  笑

お料理も紅茶もとっても美味しくて、
娘も喜んでいたので、よかったですラブラブ
 

P.S.
10月に行われる出版企画書講座ですが、
満席になりました。
これより、キャンセル待ちとなります。