こんにちは!

アラフォーからのライフスタイルを
提案する 山口朋子です
 

今日は、「かせぎ力アップ・レッスン」その41です。
 

 


女性が、自立し、
この時代を生き抜くための力「かせぎ力」
アップさせる方法を連載しています。

 

かせぐのは、経済力だけでなく、

信頼良い人間関係など、トータルな人間力です。
 

 

 

突然ですが、
あなたは自分の財布の中のお金を
ドブに捨てますか?

あ、ドブって今は見かけないですね爆  笑アセアセ

自分のお金を、財布がすっからかんになるまで
ゴミ箱に捨てたりするでしょうか?
 
そんな人がいたら見てみたいです目

まあ、普通はしないですよね?

 
現代では、ビジネスにおいて、
お金よりも大切なものがあります。
 
それは、信頼
 
信頼関係があるかないか、
この人は信頼できるかどうか、
が、ものを買うときに大事になってきます。

いまあなたにお金がなかったとしても、
信頼できる人間関係がたくさんあれば、
家や食べ物を提供してくれたり、
お金を貸してくれたりする人はいるでしょう。
 
名著『7つの習慣』でも、
人と人との関係で生まれる信頼を
貯えておくことを、銀行の口座にたとえて
「信頼口座」と読んでいます。

この口座は、預け入れも引き出しもできます。

人に親切にしたり、礼儀正しくしたり、
約束を守ったり、自分の間違いを謝ることで
信頼口座に預け入れがされます。(+)

逆に、不親切、無礼、約束を破ったり、
人の悪口を言ったり、高慢だったりすると
信頼口座から引き出されます。(ー)



あなたが誰かに対して、礼儀正しく接し、
親切にし、約束を守れば、
あなたに対するその人の信頼口座の残高は増え、
必要な時にその人を頼ることができるでしょう。

たとえ、何か失敗することがあっても、
信頼口座にたっぷりと残高があれば、
それを引き出して補うことができます。

でも、あなたがいつも誰かに対して、
無礼だったり、約束を破ったりしていたら、
信頼のレベルは下がる一方です。

残高不足になれば、人間関係はうまくいきません。

相手はあなたを信頼していないので、
頼み事は聞いてもらえないですし、
何かと融通はききません。

私は、先週、他人が主催するイベント3つに
参加しました。

そこでのやりとりの中で、まさに
「お金をドブに捨てる人たち」
何人も目にしたのです。

それらはどれも起業家の集まりでした。
有料のものもあるし、
無料のものもありました。
 
ある人は、「参加する」と言っておきながら
「他の予定が入ったので」
当日にキャンセルしました。(無料イベント)
 
ある人は、何も言わずに現れませんでした。
(無料イベント)
主催者の方は心配して、何度も
「大丈夫かな」とオロオロして
本人にメールしたりしていました。

またある人は、イベントに30分も遅刻してきて
(有料イベント、しかも少人数)
残りの人を待たせていましたが、
謝罪も遅れた理由も言いませんでした。


くりかえしますが、皆さん起業家で、
自分の商品やサービスを売っている人たちです。
 
その「キャンセル」「無断欠席」「遅刻」を
他の方もみんな見ています。

そういう人たちの信頼残高は、
どうなっているでしょうか?

そう、信頼口座からは、引き出しがされています。

同じようなことを何度も繰り返す人は、
口座残高はゼロ、あるいはマイナスになっているのです。
 
気づいていないのは、本人だけです。
 


自分は、参加者だからいいだろう。
 
無料イベントなんだし、別にかまわないだろう。

他の人もいるんだし、自分ひとりくらいいいだろう。
 
イベント申し込んでいたけど、
他にもっと面白そうなイベントがあったから
そっちに行ってこっちはキャンセルすればいいや。
 
そういう考えが、当然透けて見えるわけです。
 
お金はドブに捨てないのに、
大事な信頼貯金は、ドブに捨てているのですね。

私は、それらのベントに参加していて、
気づいたことがありました。

当日その時間を忘れていて、
後から誠心誠意謝っていた人は、
残高から引き出しはされませんでした。
自分の非を認めて謝っているからです。
 
いちばん残高を引き出していたのは、
「他の予定が入ったのでキャンセルします」
と言った人たちです。
 
予定って、勝手に入ってこないのです。
 
正しくは、その人が、そちらを優先して、
自分で「予定を入れた」のです。
 
最初の約束を軽んじているわけです。
 
最初のイベントの主催者に
「あなたのイベントよりも
大切な用事ができたのでキャンセルします」
と言われて、喜ぶ主催者がいるでしょうか?
 
そうです。
主催者はがっかりしてしまうのです。
 
もちろん、急用ができることはあるでしょう。
家族が事故にあったとか、
飛行機や電車が止まってしまったとか、
どうしようもない事態が起きることはあります。
 
そういう時は、状況を話して、
「行きたかったのですが、こういう事情で
ごめんなさい」とちゃんと謝ることで
残高の引き出しは防げます

お金よりも大事な信頼口座の残高は、
目には見えません
 
だからといって軽んじている方が多いなと
イベントのキャンセルの書き込みを見て
感じました。
 
そして、信頼口座の引き出しを簡単に行う人たちは、
いつでもどこでもそういうことをしてるんです。
 
そういえば、先月も、先々月も
キャンセルしてたよなあ。
もうあの人のことをあてにするのはやめよう。
ってみんなが感じています。
 
その中には私の知り合いもいましたし、
彼らが商品やサービスを売っているのも知っています。
 
でも、信頼口座の引き出しを何度もしている人たちから
私は何かを買うことはないだろうなと思いました。
 
たとえば彼らが扱うものが
他より安くて、性能が良かったとしても、
彼らから買いたくないからです。
 
そして、何か応援してほしいと言われても
口実をつけて断るだろうなと思いました。
 
 
私は、応援したいと思ったら
無償でいろいろな応援をする方ですが、
信頼口座の残高が0の人を応援するほど
お人好しではないのです。
 
 
他のイベントに行くためにキャンセルした人たちは、
そちらに行く方が、
自分に得があると思っているかもしれません。
 
そちらの方が有名人がいるとか、
自分の得になることがあると
思っているかもしれません。

ですが、信頼口座を増やす時に大切なのは、
誠実さです。
 
誰に対しても同じ原則を基準にして接する
ということなのです。
 
損得を基準にして相手によって態度を変える人は、
誠実さが足りないと見られるでしょう。
 
一度0やマイナスになってしまった口座を
プラスにするのは容易ではありません。

お金よりも大事な信頼口座の残高、
あなたは捨てていませんか?



P.S.
社会に対する信頼をアップさせるのが、
商業出版です。
(電子出版や自費出版は残念ながら
信頼アップにはなりません)
出版社から役立つコンテンツだと
お墨付きをもらうのが商業出版です。
商業出版を目指す方には、こちらのイベント
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募集開始2日で、半数以上のお席が埋まりました。
興味がある方は、お早めに。