おはようございますニコニコ
山口朋子です。
 
「退職学」というものがあるのをご存知ですか?
 
佐野創太さんが作った言葉なのですが、
退職したその後の人生をより良いものにするための
思考法をまとめたものなんです。
 
佐野さんは、先月こんな本を出しています。
 
私も起業するまでに3つの会社で正社員、
派遣で働いたこともあります。

仕事が辛すぎる、人間関係がしんどい、
もっと違う可能性を探してみたくなった、
さまざまな理由で仕事を変えています。
 
面白いことに、最初に勤めた会社の直属の上司や同僚と
今でも連絡を取り合っており、良い関係を築けています。
 
退職しても、その後の人生にプラスになる転職の仕方が
あり、その思考法を学ぶというのがこの本の趣旨です。
 
 
「会社を辞めたい」って、誰もが一度は考えたことが
あるのではないでしょうか。
 
でも、会社を辞めることが目的になってしまうと
転職後また同じ悩みを訴える人が多いと
佐野さんはおっしゃいます。
 
そして仕事で感じるモヤモヤが
生活にも少しずつ忍び寄ってきてしまうのです。
 
そして言うのです。
 
転職前と変わっていない気がする」と。
 
つまり、「会社辞めたい」ループが続いてしまうのです。
 
なぜ「会社辞めたい」ループが続いてしまうのでしょうか?
 
それは、「会社辞めたい」と思った自分の「本音」
ちゃんと向き合わずに、次の会社を探してしまうから。
 
ネガティブな感情を含めた内なる自分と向き合い、
自分の本音に気づき、それを言語化することが大切なのです。
 
本音はとても感情的なもの。
 
転職をきっかけに、感情的な本音を
思考で整理する
必要があるのです。
 
それを本書では「本音磨き」と言っています。
 
この本音磨きには3つのステップがあります。
 
ステップ1は、ネガティブな感情を吐き出して
本音を把握する「退職成仏ノート」を書く
 
ステップ2は、人間関係から本音を整理する
「人間関係の仕分けノート」を書く
 
ステップ3は、本音を職場や面接で伝わる言葉に
磨く「明日への手紙」を書く。
 
どうですか?
面白そうですよねウインク
 
 
まず、自分に嘘をつき続けると、自分に対しての
ごまかしが大きくなり、神経症を引き起こす、
つまり身体へのダメージが出てきてしまいます。
 
なので、会社のグチは、「ノートで成仏」させて
おくことで、溜まってしまって爆発!を防げるのです。
 
書くことで、自分を客観的に見ることもできます。
 
「なぜその出来事が私にとっての怒りの導線なのか」
を過去に遡って考えてみることで
自分が大切にしている「価値観」が浮き彫りになるのです。
 
「退職成仏ノート」は、「自分専用の心のゴミ箱」です。
だから何を書いてもOK。
 
上司の顔写真をfacebookから持ってきて、それを
ノートの左ページに貼って、右ページに嫌な理由を
書く、という使い方もおすすめ。
本音が出てきやすくなります。
 
 
ステップ2の「人間関係の仕分けノート」は、
しがらみを明確にするもの。
 
しがらみ=義理や恩、利害関係によって
あなたの本音をせきとめる人間関係です。
 
自分が退職後もつながり続けたい人か?
仕分けていきます。
 
つながりは、未来、本音、失敗で作られ、
しがらみは、過去、義理、成功で作られる、と
本書では佐野さんは書かれています。
 
失敗したり、調子が良くないときにも応援してくれる人は
つながりで、うまくいっている時だけ良くしてくれる人は
しがらみなのですね。
 
確かに、売れると寄ってきて、売れなくなると離れていく人っていますよね(笑)
 
人間関係を本音で仕分けていくって面白い考え方ですが、
つながりのある人とは、会社をやめても
人間的にずっと付き合っていけるのです。
 
そして困った時には助けてくれます。
 
ステップ3の「明日への手紙」は、
自分の内に秘めた本音を書くためのもの。
 
つながり続けたい人に向けて書く手紙は、
あなたが大切にしたい価値観を表しているのです。
 
手紙は、出しても出さなくても書くだけ効果があります。
 
これは次の会社に転職する際に、自分がどんな職場で
働きたいのか明確になるので、
面接でのキラートークにもなります。
 
自分の本音に気づくことは、転職の時だけに
必要なわけではなく、起業するときも、
結婚するときも、人生の岐路でいつも羅針盤の役目
果たしてくれます。
 
自分がどう生きたいか、どう働きたいか、
どんな人と一緒にいたいか、つまりは
どんな人生を送りたいのか。
 
それを明確にしておくだけで、
人生がちょっと良いものになりそうですよね。
 
著者の佐野さんは、「人生そのものがガチャ。
でもそれを楽しむことができる」と言います。
 
私も完全に同意です。
 
当たりもハズレもなく、引いたガチャで
楽しめる人が幸せなんですよね。
 

「会社を辞めたい」と思ったら、
あるいは自分の本音がわからなくなったら
この本の「本音磨き」の方法をぜひ試してみてくださいね。
 

 

 

この本の著者の佐野創太さんに直接お話を聞ける
素敵な機会がありますよ。

 

 


2月15日(火)12:50〜クラブハウスにて
ルームの後半では、リスナーの方も、
佐野さんに質問できる時間を設けます。
 
私もモデレーターの一人として参加しますので
ぜひルームに遊びにきてくださいね!

クラハ起業女子コミュニティ
 
 
アーカイブも残るので、後日でも上記のリンクから
当日のルームの様子を聞くことができますよ♪