かたつむり主婦起業のMOMOです
この本は、早く言えば、最高の1日を作り出すために
いつどんなことをすればいいのかを教えてくれる本です。
仕事や人間関係、健康などの悩みを抱えながら
ストレスを感じて毎日を送っている方はいませんか?
実は、毎日が「最高の1日」になれば、
「人生が最高」になっていく。
最高の1日というのは、毎瞬毎瞬の積み重ね。
朝はどんなふうに過ごせばよいのか?
昼は?夜は?
仕事や学習の時間はどう過ごせばいいの?
人間関係を良くする過ごし方は?
健康、そして、人生はどう過ごしていけばいいのか。
本書は、その全てに「解」を提示してくれます。
冒頭111ページは、イラストで要点をまとめてくれているので、ここを眺めるだけでも全体像が分かりますよ。
人それぞれ、大事にしたいテーマが違うと思うので
今回、私が響いたポイント3つとその気づきを
ご紹介したいと思います。
ポイント①
仕事のTO DOリストを作り、最も骨太な仕事を最初に終わらせる
今日やるべきことを「TO DOリスト」に落とし込む。
目的は、「1日の仕事の流れを見通す」ため。
特に、時間が自由に使える起業家は、
あれもこれもやっているうちに、何のためにそれを
やっているのか見えなくなりがちです。
SNSを集客のために使っていたつもりが、
気づいたらダラダラと1時間くらい見ていたということが
あるのではないでしょうか。
「午前中にどんな仕事をして、午後からどんな仕事をするのか」
「今日締め切りの仕事は何か」
「優先度の高い仕事は何か」
などをTO DOリストを書きながら整理していきます。
TO DOリストは、1項目30〜60分で終了できるよう、
できるだけ小分けにして書くのがコツ。
1時間に1、2項目のタスクをこなせると達成感が得られるのでドーパミンも分泌し、モチベーションを維持しながら仕事ができます。
そして、大事なのは、「集中力の高い時間帯に、
集中力を要する仕事を終わらせる」ということ。
多くの人は、メールチェックのような気軽な仕事からスタートしたがりますが、「骨太な仕事」「苦手な仕事」を最初に行い、午前中に完了させておくと、午後からの仕事も気分がよく、楽になる。
(私の気づき)
私もTO DOリストを作って仕事をやっていましたが、
取り組むべき仕事を大きな塊で書いていたので、
なかなか終わらなくて時間がかかることが多かったです。
その上、やはり最初にメールチェックなど、脳がフレッシュな時間にルーティン作業をしてしまい、いざ本の原稿やメルマガ記事など書こうとすると、手が止まることが多かったのは、このせいだったのか!と気づきました。
楽にできる仕事は、午後にまわし、午前中の脳が元気が時に、クリエイティブな仕事(本の原稿やセミナーのスライド作りなど)を、1時間に1〜2項目こなせるくらいに細分化してTO DOリストを作ろうと思いました。
ポイント②
制限時間を決めてタイマーでカウントダウン
午後の仕事タイムは、眠くなったり、集中力が落ちたりしがちです。
午後の時間帯に向いた仕事は、会議、打ち合わせ、指示、確認、調整、電話、メールやメッセージの返信などです。
つまり、午後の時間帯は、「コミュニケーション時間」として活用するのが正解。
集中力をとぎらせないためには、「この仕事を15分で終わらせる」「45分間でブログを書き終わる」など制限時間を決めて、タイマーでカウントダウンします。
制限時間を決めると、緊張の物質ノルアドレナリンが分泌します。
ノルアドレナリンが適度に分泌されると、集中力が高まり、仕事のパフォーマンスもアップします。
(私の気づき)
今まで時間帯によって仕事の種類を使い分ける、という発想があまりなかったです。
相手の都合に合わせて、午前中にZoomミーティングやコンサルを入れることも多々ありました。
これは、とってももったいなかったんだと反省。
これからは、一人でやる仕事を午前中、コミュニケーションが必要な仕事は午後、と明確に時間帯ごとの仕事を分けようと思いました。
カウントダウンについては、既に実践中で、ゲーム好きな私は、制限時間を決めると、絶対その時間に終わらせるぞ〜!と意欲が出て、きっちり終わることが多いので、本当におすすめです。
私が使っている2種類のタイマーがこちら。
1つが、カウントダウン専用のタイマーで、音か光で時間を知らせてくれます。10秒〜60分まで時間設定できます。
100ます計算の陰山英男先生が考案したもので、すごく使い勝手もいいです。
こちらがわに傾いた角度になっているので、片手でボタンを押しやすいし、ちらっと見ても見やすいし、秒針も音が出ないタイプなので、集中力を途切らせません。
あとは、アナログに砂時計を使う時もあります。
ポイント③
疲れた時は、あえてジムで運動する
最近「積極的休養」(アクティブレスト)が注目されています。
披露した状態で、積極的休養群(運動)と消極的休養群(横たわる)の血中乳酸量を調べたところ、積極的休養群の方が、疲労回復のスピードが2倍も速くなったという研究結果があります。
運動するとなぜ疲労が回復するのかというと
(1) 成長ホルモンが分泌される
(2) 睡眠が深まる
(3) 血流が改善し疲労物質が押し流される
(4) ドーパミン、セロトニンが整い精神的疲労が回復
(5) コルチゾールが低下しストレスが発散される
特に机に向かって事務作業をしていると、肩や首まわりの筋肉の局所的な疲れが出てきます。
しっかり全身の筋肉を使った有酸素運動をすることで、成長ホルモンが分泌されたり、血流改善効果が得られたりして、局所の疲労が回復されます。
(私の気づき)
長時間パソコンに向かっていると、目はしょぼしょぼ、肩や背中がバキバキになることがよくありました。
私の場合、長時間脳を使っていると、甘いものが欲しくなって、糖質をとっては眠くなり、横になって休む、このパターンが多かった気がします。
こうなってしまうと、午後や夕方にクリエイティブな仕事を続けようと思っても難しいので、私はよく夕方から映画を見に行ったりしていました。
(それはそれでリフレッシュするのでいいのですが)
せっかく近所のジムの会員でもあるので、仕事で疲れを感じたら、夕方ジムで筋トレやランニング(ついでに動画や音声で学び時間にもできる)をして、リフレッシュする、という選択肢を増やそうと思いました。
<まとめ>
今回は、私に響いた3つのポイントだけをご紹介しましたが、本書では、仕事だけでなく、健康や睡眠、人間関係についても、どの時間帯にどんな行動をすれば最適なのかが書かれています。
この本を読むだけで、人生の悩みの9割は解決するなあと思いました。
悩んでいる時は、多くの人は考えてどうにかしようとします。
でも、せっかく身体を持っているのだから、身体からアプローチすると心の問題も解決するということを、多くの人は知らなくてもったいない!と感じました。
本書は、精神科医らしく、エビデンスや実例を交えて、悩みの解決法を具体的に示してくれているところが秀逸です。
ぜひ書店で手に取ってみてくださいね。