こんにちは!

かたつむり主婦起業のMOMOです
 
 

映画「青くて痛くて脆い」を夫と観てきました。

 

 

「普段、映画に辛口な彼が

「90点!」と言ったくらい面白かった。

 

我々が「面白い」と言う時は、

ストーリーが面白いとか演技が上手いとかではなく、

人間心理の描写が深くリアルに描かれているということ。

 

イケメンで好感度高い吉沢亮くんを

この役にキャストした方、天才ですね。

 

一歩間違えると、キモくて怖いホラー映画に

なってしまうところを、亮くんが演じることで、

ギリギリ青春映画になってました。

 

 

先日「ジェクシー!」」という映画を絶賛しましたが、

この映画とそっくりでした。

 

あちらはアメリカのコメディで、

こちらは日本の青春映画ですが、

主人公の男性のメンタルが驚くほど似ているんです。

 

言い換えると、現代人によくいる男性を

描いているんだなあと感じました。

 

 

人と関わって傷つくことが怖い。

だから目立つことを嫌うし、理想なんて持たない。

人間関係でも、何かあると自分が被害者だと思ってしまう。

コミュニケーションが苦手なわりに、ネットでは饒舌。

誰も自分を理解してくれないと思ってしまう。

人目を気にするばかり、自分の本音は見せることができない・・・

 

 

早くいうと「臆病」なんですね。

 

一見、みんなと同じように装っているけど

ちょっとしたことですぐに傷ついてしまう。

 

直接相手に怒りが向かうことはなく、

一人で思い悩むか別なことでうさを晴らす。

 

つまり本質から目をそらして、

自分を正当化してしまう。

 

 

これって誰でも多かれ少なかれあるけど、

「青くて痛くて脆い」では、

杉咲花ちゃん演じる「秋好」と

吉澤亮くん演じる「楓」は

対象的に描かれています。

 

 

秋好は、人目を気にしないけど、

楓は人目が気になる。

 

秋好は、人と向き合おうとするけど、

楓は逃げる。

 

 

全てにおいて対象的な二人が

サークルを始めるところからスタートしますが、

途中から様子がおかしくなっていく。

(少なくとも楓の主観では)

 

 

夫は「人生を俯瞰したコメディ映画とも言えるね」

と言いましたが、

私は「人間の心の闇を描くホラー映画」だと思いました。

 

戦争とか殺人とかも同じ原理だよなぁと。

 

 

自分が正しいと信じている人は、

その人の頭の中では善で正義で、

自分を正当化する情報だけを集めていく。

 

そうなるともう止まらないので、

行き着くところまで行ってしまうんですよね。

 

結局だれも傷つけたくないと言いつつ、

自分も相手も傷だらけになってしまう。

 

だから、タイトルの「青くて痛くて脆い」

に深く納得です。

 

 

若い時って視野も狭いし、自分が作ったストーリーに

巻き込まれてしまうんですよねー。

 

その細かな感情の変化をうまく描いた

原作者の住野よるさん、凄いと思いました爆  笑

 

 

私の評価 星★★★★☆(4.3)

 

 


 
 
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