こんばんは。

かたつむり主婦起業のMOMOです
 
先週、友人が「ドラマ『コウノドリ』がよかった」
 
と言っていて、今日ちょうど見ることができたので、
 
22時から珍しくテレビの前に座りました。
 
 
ドラマ「コウノドリ」は、病院の参加外来を舞台に
 
毎週、違うテーマで1話完結モノみたいです。
 
 
 
10/27のテーマは、2組の夫婦のストーリーが同時進行で
 
1組目の若い妊婦さんは、心臓病をわずらっており、
 
医師に無痛分娩を勧められる。
 
でも、まわりの人のアドバイスや迷信をすぐに信じてしまい、
 
「無痛分娩は自分のことを大事にするお産で赤ちゃんがかわいそう」
 
と言われて、無痛分娩を拒否する、というストーリー。
 
そして、2組目のママは出産後、早く会社に戻らないと
 
居場所がなくなると思っている。
 
赤ちゃんが生まれても会社復帰のことばかり考えてしまい、
 
子供が可愛いと思えない。
 
夫は、自称イクメンだけれど、妻の気持ちをわかってくれず
 
「お前、出産してから性格変わったな」など無神経なことを言う。
 
実家の母親からも「子どものお母さんはあなたなんだから
 
仕事よりも子育てに専念しなさい。それが母親の仕事」
 
と理想の母親像を押し付けられる。
 
必死に保育園を探している彼女の元に、会社の後輩がやってきて
 
「新しいプロジェクトのリーダーが決まったから、
 
急いで会社に戻る必要はない」と告げられる・・・。
 
 
夕方、泣きわめく赤ちゃんに
 
「泣きたいのはこっちよ・・・」
 
と思わずクッションを手にする。
 
 
この時の彼女の気持ちが、私には痛いほどわかりました。
 
臨月で会社をやめ、迎えた出産。
 
でも、育児は思い通りにはいかないし、
 
24時間体制で疲れ切って、
 
赤ちゃんと二人っきりのマンションで泣きたくなっていたあの頃の私。
 
 
もう社会からも誰からも必要とされていない。
 
いつまでも体重の増えない赤ちゃんに保健婦さんからも怒られて
 
夫は仕事にかかりっきりで、話を聞いてくれる友人もいない。
 
 
そして、私は産後うつになった・・・。
 
16年前のあの辛い記憶が蘇り、私はドラマを見ながら
 
泣いていました。
 
 
ドラマの中のママは、赤ちゃんを産科外来に置き去りにして
 
自分は、病院の屋上から飛び降り自殺をしようとする。
 
そこに現れる産科の医師。
 
「私はもう社会から必要とされていない。
 
母親としてもダメな母親だから・・・」
 
という彼女に、星野源演じる医師が、
 
「あなたは、産後うつである可能性が高い。
 
死にたくなるのは病気だから。
 
治療すれば治るから」
 
と言って、自殺を思いとどまらせる。
 
 
これは、もう全国のパパに見せたいドラマですね。
 
ママではなく。
 
 
ママの孤独な育児、不安定な気持ちの揺れ、
 
初めての子育てに疲れ切り、気持ちをわかってほしい夫にも
 
「母親になったんだから」
 
と言われたら、もう逃げ場がないんですよね。
 
ちょっとオムツを変えたり、お風呂にいれたくらいで
 
「オレはイクメンだから」
 
とか言われるとムカッとくるんですよ。
 
イクメンって何?と・・・・
 
 
出産後のママの心のケアは、本当なら、
 
ダンナさんにしてほしいと思います。
 
 
がんばっていることをねぎらってほしい。
 
ママが大変なことを想像してほしい。
 
ママの心の動きに気づいてあげてほしい。
 
たまには子どもと離れてリフレッシュできる時間を作ってあげてほしい。
 
 
ドラマ「コウノドリ第3話」は1週間だけこちらで見られるようです。

TBSテレビ「コウノドリ第3話」