おはようございます!

かたつむり主婦起業のMOMOです
 
 
昨日、髪の毛を切りました。
 
最近、副腎疲労で疲れやすくて
 
医者からもなるべくストレスを減らして、と言われてます。
 
 
ストレスといえば、髪の毛を洗った後、
 
ドライヤーで乾かすのがめっちゃストレスで!(笑)
 
私の髪の毛、多くてなかなか乾かないのです💦
 
 
癖もあるので、それを抑えるためにコテで巻いたりするのも
 
ストレスだったし、髪の毛の重みで肩は凝るし、
 
もうそういうストレスから自由になろう!と思って
 
バッサリいっちゃいました!
 
 


髪の毛と一緒に、いらない思い込みや執着なども
 
手放した感じがして、とても清々しいです。
 
 
カットする数日前に、どんなヘアスタイルにしようかと
 
ネットで検索をしました。
 
確か、「髪の毛多い くせ毛 ショートヘア」、
 
そんな検索キーワードでした。
 
 
ショートヘアの画像が欲しかっただけだったのですが、
 
あるブログ記事を読んで、猛烈にそこでカットしたくなり、
 
結局いつもの美容院ではなく、そこでカットしました。
 
 
そこで衝撃の出来事があったので、
 
今日はそのお話をしたいと思います。
 
 
念のため言っておくと、その美容院を否定しているわけでなく、
 
むしろ「スゴイ!」と畏敬の念を覚えるほどのお店でした・・・
 
 
その美容院は、20代の男性がひとりでやっているサロンで
 
完全予約制でした。
 
私は14時に予約したので、ちょうど14時に行くと、
 
まだ前の方がカットしていました。
 
 
10分ほど待っていると、その方が終わり、
 
「どうぞ」と呼ばれました。
 
その時点で、私は、名前も何も言っていません。
 
 
というか、その美容院では、私は一度も名前を聞かれなかったし、
 
名前を呼ばれることもありませんでした。
 
顧客カードみたいなものも書きませんでした。
 
 
店内には、BGMは一切流れていません。
 
雑誌も1冊も置いてありません。
 
コーヒーやお茶のサービスもありません。
 
 
極め付けが、担当美容師さんは、一度も笑いませんでした。
 
微笑すらしませんでした。
 
 
そして!
 
50分ほどのカットの料金は、3万円でした。
 
 
接客の常識をくつがえすサービス(何もない)と
 
接客態度。
 
 
でも、この美容院は、予約がいっぱいで
 
彼は大忙しなのです。
 
 
私は、このお店にいる間、衝撃を受けていました。
 
なぜ、このお店が人気なのか?
 
技術はあるけれど、サービスのサの字もない。
 
 
カットしている間はずっと無言で、微笑すらしないし、
 
私の名前なんて興味がないとばかりに話しかけることもない。
 
 
でも、私は、電車に乗って、このお店に来ている。
 
そしてそして、この居心地の悪いお店で
 
満足している自分を発見したのです!
 
 
彼は、お客にまったく媚びません。
 
その潔さに感動すらしていました。
 
 
ひたすら、「カット」という自分の得意分野に打ち込んでいる。
 
笑いたくないから笑わない。
 
 
でも、お客様はこうしてやってくるし、
 
高くても(カットで3万円って高いですよね!)
 
新規とリピーター客で大忙しなのです。
 
 
職人、なんですね。
 
 
私は、彼の収入をざっくり計算しました。
 
カット、パーマで5万円、カットだけでも3万円、
 
1日に5〜6人の予約として、
 
この立地での賃貸料を差し引いても、
 
彼の手取りは月に300万円ほどあると思われます。
 
 
広告宣伝はしていない様子。
 
古いビルの2階で、表には看板もない。
 
 
集客は、ブログのみ・・・。
 
 
これがネットの力なんだと思いました。
 
 
美容院は競争の激しい業界で、みんな接客研修などを受け、
 
サービスの向上を目指しています。
 
 
でも、彼は、そんな競争に巻き込まれることもなく、
 
自分の好きな時に働き、笑いたくなければ笑わず、
 
お客様のための音楽や雑誌や飲み物に気を使うこともなく、
 
ただオタクともいえるほどの情熱で、くせ毛のカットについて
 
延々とブログを更新しているのです。
 
 
それで、いいんだ。
 
 
自分の情熱に従って生きるとは、こういうことか。
 
 
私は、目から鱗が落ちる思いがしました。
 
 
ビジネスをするなら、ライバルよりもいいサービスを。
 
人当たり良く、嫌われないように気を使わなくちゃ。
 
 
そんな仕事の仕方をしていた私は、いま副腎疲労で
 
苦しんでいる。
 
 
一方、人に気を使わない彼は、集客に困ることもなく、
 
おそらく同年代の美容師の10倍以上の収入を得ているのだ。
 
 
笑いたくない時は、笑わなくていいんだよ。
 
 
彼の背中が伝えている気がしました。
 
 
私は、また彼の美容院に足を運ぶと思います。
 
大切なことを彼に教えてもらったから。
 
 
髪の毛と一緒に、
 
またひとつ、余計なものを削ぎ落とすことができました。