こんにちは。り起業MOMOですカタツムリ



今日は、午前中に子供と大掃除をして、


午後は美容院に行ってきました。



そのお店は、今日が3回目。


前回、シャンプーしてくれた若い男の子がすごく上手だったので、


今回、指名で彼をお願いしました。



別に指名料がかかるわけでもないので、


彼には、1円も入るわけではないんだけど


「前回、シャンプーがすごく気持ちよかったので、


今日も○○さんにお願いしようと思って来たんですよ」


と、シャンプー台の前で言ったら


「すごく嬉しいです!」


と今日も一生懸命シャンプーしてくれました。



たかがシャンプーなのですが、とても丁寧にやっているのが


わかるんですよね。力の入れ具合やお湯の加減や、


話しかけるタイミングが、心地いいのです。



聞いたら、1日に20人以上のシャンプーをするので、


シャンプー剤も最近はよくなってきているのだけど、


カラー剤やいろいろなものを素手で触るため、


冬は手荒れがすごいんだそうです。



皮膚科に通って、手荒れの薬をつけながらも


やはり、美容師(の見習いですが)の仕事が楽しいそうです。



楽しそうに仕事をしているのが、伝わってきました。


少し世間話をしたのですが、新潟の高校を出て、


地元の専門学校に行き、最近こちらに出てきたんだとか。



シャンプー後、肩のマッサージを丁寧にしてくれて


「(指名したこと) ありがとうございました!


またよろしくお願いします!!」と元気に頭を下げて、


ベテラン美容師さんと交代しました。



シャンプーするだけの彼の名前を覚えて、指名する人も


あまりいないのかもしれませんが、彼のそのすがすがしい態度に


私もなんだか嬉しくなっちゃいました。



私は、ウェブマーケティングの仕事をしています。


サービスや商品をいかにお客様に買っていただくか、


キャッチコピーやデザインやSEOや広告などあの手この手を使って


アピールするお手伝いをしていますが、


いちばん大事なことを忘れていたかもしれないなと思いました。



見せ方も大事だけど、こうやって誰にも知られないところで


地道にいい仕事をしている人が結局は強いよな、って思いました。



今日は、カラーとカットをしたのですが、


最後に、カラーチケット(半年で5回カラーが受けられる1万円のチケット)


を、勧められました。



いつもなら、気ままに好きな美容院に行きたいので、


チケット類は購入しないのですが、


シャンプーボーイの彼の仕事に気分をよくした私は、


そのチケットを買いました。


また彼にシャンプーしてもらえるなら、安いよねって。



そのチケット、チラシやHPでいくらお得だよ!って歌われていても


けして買わなかったのに、


たった一人の仕事の丁寧さを目の当たりにするだけで、


人はお財布を開くんだなあと、帰り道、いろいろ考えましたね。



自分が受けるサービスの価値が、値段を上回っていれば


人はこんなにも簡単にお財布を開くんだ。



サービスを受けるのは、人。


人には、心や、感情がある。



人の感情を動かすことができたら、いくら高くても


人は欲しいと思うんだろうな。



ディズニーリゾートなんかは、そのへんの期待感を含めての


値段ですよね。


どんなに混んでいようと、どんなに高くても、


みんなが夢を見るために、あの場所に訪れる、何度も。



私も、シャンプーボーイの彼が今日も頑張っていると思ったら、


またあのお店に行くんだろうな。



最強のマーケティングは、人を感動させるサービスや商品を


提供することですね。


見せ方やアクセス数や検索順位やライティング・・・よりも。



テクニックよりも、人の心をあったかくさせて、お財布を開いてもらえる、


そんな商売をしていきたいものですね、経営者の皆さん!





あ、明日は、大掃除では手がまわらないかった水回りの掃除を


プロのハウスクーニングの方に来てもらってやってもらうんです。



ホームページで検索して見つけたのですが、


夫婦二人でやってるっぽい小さなところに依頼したんです。


大手やチェーン店のホームページに比べたら、


正直、しょぼいHPだったんですけど、


なんだか信頼できそうな空気感を感じたのです。



やはり、きれいなだけのHPでは、もう人が集まらない時代に


なってきているのかも。


人に、共感してもらえるようなストーリーのかけらをちりばめた、


人間くさいホームページを、結局わたしも選んでいるわけですから。



小手先のテクニックよりも、自分が提供しているものに対して


どれだけ自信があり、それを伝えていけるかが大事。



消費者側から見た視点、大切にしていきたいです。