こんにちは。り起業MOMOです カタツムリ




私が起業をする上で、欠かせないものがありました。



結婚して、夫や子供がいる中での起業だったので、



家族の協力が、必要不可欠でした。



中でも、夫の理解と協力



これなくして主婦の起業は成り立たないと思います。




でも。



我が家も、ここまで来るのに、けして順風満帆ではありませんでした。



夫とどのように折り合いをつけてやってきたのか、



そんなお話が皆さんの役に立つかどうかは「?」ですが、



連載シリーズでお届けします(笑)



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 起業するまでの私と夫との日々を振り返る



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まず、MOMOダーリン(夫)は、4歳年下です。




付き合い始めの頃、彼はまだ学生でした。




ライブハウスやストリートで、ギター片手に歌っていた




アマチュア・ミュージシャンでした。






夢や理想を追い求めている姿は、既に社会人の私にとって




まぶしくもあり、初々しくもあり。(笑)






当時の私といえば、




大学を出て、リクルートに入社し、バリバリの営業ウーマンだったのだけど




2年目に、ある人のプロポーズを受け、婚約してリクルートを退社。




でも、婚約したのもつかのま、相手の浮気が原因で破談。






一念発起で、以前からなりたかった建築士になろうと




派遣で働きながら夜は建築の学校に通うという生活を始めた頃、




現在のダーリンと、渋谷のライブハウスで出会います。




彼が大学3年生、わたしは社会人3年目。








ダーリンは、自分の曲を書いて、歌うのが好きで




彼の曲を路上で聴いているのが、わたしにとっては夢のような時間でした。






何度か会っているうちに意気投合して、1年後、つきあうことに。




その頃、ダーリンは大学4年で、就職活動をしていました。






マスコミ志望だったのですが、なかなか就職が決まりません。




時代的にもけっこう厳しくなってきた頃だったので




心配した彼のお父さんが、知り合いの会社にコネ入社を




頼んだりしていたようでしたが、そういう誘いを断り、




志望する業種(出版社)にこだわり続け、11月の終わり頃、




やっとのことで希望する会社から内定をいただきました。






ダーリンは、自分の意思を曲げません。




自分の理想や生き方に、とてもこだわります。






彼も、彼の両親も鹿児島で生まれていて、




鹿児島という風土がそうさせるのかわからないのですが、




頑固ですし、一度決めたことは曲げない性格です。






その性格は、のちに私と何度も衝突を繰り返すのですが・・・。






まあ、就職も決まり、私たちは小さなアパートを借りて




一緒に生活を始めました。






彼は、アパートから大学へ。




私は、毎日仕事に出かけ、休みの日は建築の学校へ。






仲良く暮らしていた同棲生活の日々。






家計も半分ずつ。(彼はバイトをしていました)




家事も半分ずつ。






外食をするときは、彼がご馳走してくれました。




収入はもちろん私の方がたくさんありましたが、




彼のプライドもあるし、私も彼の好意は素直に受けるようにしていました。






彼が就職して1年目に結婚。(仲間内では一番早い結婚だったようです)




私は、インテリアコーディネーターの資格を取り、




翌年、2級建築士の試験にも受かり、仕事も充実していました。






子供がいるわけでもなく、二人とも働いていて、




毎年海外旅行に行ったり、しょっちゅうデートもして、




毎日が楽しくて仕方がありませんでした。








結婚して4年目、子供を授かり、私は臨月まで働いていた会社を退職。




2001年1月に子供が生まれ、初めての専業主婦生活を体験します。






その頃、主人は、編集者として出版社に勤務し、




帰りが遅いのは毎日、会社に泊まりこむ日もあり、




なかなか家に帰ってこない中、慣れない育児を




一人でこなす私は、育児ノイローゼ気味に。






夜中、なかなか泣きやまない赤ん坊をおんぶしながら




寝かしつけたり、おむつ、ミルク、沐浴、おむつ、ミルク、・・・と




エンドレスにつづく赤ん坊の世話で一日が終わり、




かわいいはずの我が子が、自分をしばりつける重い鎖に思えて




何もかもがいやになって、泣き叫んだ日もありました。






自分が望んだものってこんな生活だったんだろうか?




営業成績で表彰された日のことや、自分の設計した家が街に残る誇らしさなど




仕事をしていた頃の楽しさばかりが思い出されます。






化粧もせず、一日誰とも話さずに家の中で赤ん坊の世話ばかり




している自分は、社会から取り残されてしまったと思っていたときに




目の前にあった1台のマッキントッシュのパソコン。






このパソコンが、私の起業のストーリーの第一歩になるとは



そのときは思いもしませんでした。




(つづく)





【好評連載シリーズ「年下夫の操縦法」】


第1回:年下夫の操縦法その1

第2回:年下夫の操縦法その2

第3回:年下夫の操縦法その3

第4回:年下夫の操縦法その4

第5回:年下夫の操縦法その5

第6回:年下夫の操縦法その6

第7回:年下夫の操縦法その7

第8回:自分の収入を夫に伝えるか?