【第385話】アンカーが底に引っかかって回収不能を経験してしまう
アンカーが底に引っかかって
回収不能を経験してしまう
ボートやさんの冷蔵庫に貼ってある
簡易ポイントマップ(これはちょっと古いやつですが・・・)
横須賀大津エリアで唯一、アンカー禁止エリアが設定されています。
横須賀大津では限界に遠い「中根」周辺。
沖のワカメ棚の5番目と6番目北部ということで認識してました。
当然僕のナビも要注意エリアとして
地図上を赤く囲っています。
中根
本体の大きな根の後ろに尻尾みたいなのが延々と伸びる
不思議な構造をしています。
ボート屋さんの冷蔵庫の地図で言うと
5番6番ワカメ棚のちょい沖となれば中根の尻尾部分。
正直なにが沈んでるのかわかりませんがこの付近で
アンカーが回収不能となる話は聞いていました。
アンカー回収不能
それは上のナビ写真では左側の中根本体。
左側の×マークにアンカーを入れた時、
起こりました。
正直、この場所は仮にボートが北風で流されても
深場にアンカーが転げ落ちるか、
根の高いところにアンカーを打ってるので
アンカーが外れてもボートが流れ始めるので分かるかなと
思ったのです。
ところがこの場所でも、
どうにもこうにも回収不能に・・・・
沖の5番6番のワカメ棚よりも左(西)であっても
アンカー回収不能は発生しました。
僕のナビにも注意エリアを追加しました・・・ヽ(;´Д`)ノ
そして・・・
この日は午前中に北東の強風、
潮もボートも北から南に流れる状況だったのですが、
同じようなアンカートラブルがもう1件発生したようでして(↑図の右側の×)
僕はその時はすでにワカメ棚の南でやってましたが。
その現場は中根の尻尾部分。
やはり何かが沈んでるのか、特殊な地形によるものなのか・・
また、アンカーが底を引きずりやすい北強風で波が荒い時に
多発するのではとも思いますね。
ボートやさんにはご迷惑をおかけしました。
もしアンカーが回収不能になったら
アンカーロープが伸びる方向にむかって
思い切り漕いでいって、逆側にロープが張ったところで
引っ張って回収する。
それでも無理ならボート屋さんに電話。
40馬力ぐらいの船外機がついた救助船ですが、
みよし側に鉄の棒が付いてまして
アンカーが引っかかった側のロープをその棒に結びつけ、
アクセル全開で引っ張りますが取れません。
・この作業中はボートに四つんばいになって低い姿勢をとってください。
・ボートのふちは持たないでください。救助船との間で指を挟むかも。
何度か全開で引っ張った時にアンカーロープが切れてしまい
アンカー本体は回収されず。
アンカー本体のコンクリートの塊はその場で
ボート屋さんが持ってきた予備が取り付けられます。
ただしロープが切れた後の修理後アンカーは
ロープが極端に短くなってしまう
場合がありますので注意が必要です。(深場にアンカリングできなくなる)
・中根の本体と尻尾の部分、底質が固い部分へのアンカリングはリスクが高い
・沖の5番目6番目ワカメ棚北側だけでなく、4番目の北側も注意が必要
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