人間、自分にないものを持つ相手に魅力を感じるのは、

しごく当然のことらしい。

そこに恋愛初期のときめきが重なると、お互いを補い合える

運命の相手なのだと勝手に誤解をしてしまったりする。

恋は盲目やね。


付き合って数ヶ月したある日、私は突如、気づいてしまった。

私にとって、彼はエイリアンだったのだ。


遅刻をしたら、

開口一番、「ごめんっ」と謝る私。

「お待たされ~」と笑顔で歩いてくる彼。(待たされたのは私だが)


試験を受けることになったら、

100点を目指して猛勉強する私。

合格できればいいじゃん、というスタンスの彼。


旅行の計画を立てるとき、

スケジュールにそって行きたいところを選んだら、

あとはその時の気分次第な私。

事前に分刻みの綿密な計画を立てて、

当日はそれを実践する彼。


なぜにこんなに違うのか。

どうして恋人になりえたのか。

今となっては天使のいたずらとしか思えません。


私、文系。

彼、理系。


それだけが原因だとは思えないけれど、二人の間に

確実に存在する高い壁…

(そして、私には見えるが彼には見えない)


進め、異文化コミュニケーション!

乗り越えろ、はるかなる温度差!


そんなプチ文明の衝突を中心に、つれづれなるままに。