もうすぐ保育園の利用調整結果が通知されます。


すでに市のウェブサイトには、二次募集枠の有無や人数が掲載されており、それにより、我が家が希望を書いた園リストの中に、二次募集枠のある園が含まれていることがわかりました。


それはつまり、希望を書いた園のどこかには恐らく入園できることを意味していて、あと2ヶ月後の4月には、子は保育園に入園することがほぼ確定していることになります。


0歳4月クラスへの入園。

思い描いてはいたものの、確実さを増してくると切ないものがあります。

いや、思い描けているかというと、そこまでは、まだ…。


※PhotoACの写真素材を利用しています

以前書いたように、保活は悩みながらも進めて、最終的には納得できる園のみ、希望に書くこととしました。
もちろん、気持ち面でどうにかするということではなく、2022年度(入園希望の前年度にあたる)の利用調整結果や受入可能人数の推移を毎月にらみながら、ここの園まで書いておけば、どこかには入れるはず…といった見積りをし、作戦を練った上で、納得できる希望園を絞りました。

見学していない園、ちょっと違うなと思う園まで手当り次第に書くのではない方法で、どこかには入れるだろう、という見通しでした。


11月、子はたった生後4ヶ月の頃に保育園の利用希望を提出して、まだまだ結果が出るのは先、と思っていたのですが。
あっという間に時は過ぎ、子はもう生後7ヶ月。
入園時には生後9ヶ月、そして私が仕事に復帰する月末頃には10ヶ月を迎えていることでしょう。

4ヶ月の頃と比べると、生後7ヶ月の今は随分と表情も豊かになったし、ハイハイらしき動きも、つかまり膝立ちまでするようになりました。
気になるものを自分で掴んでじっと観察もするし、離乳食も朝夕2回、ぱくぱくとよく食べます。
けれど、こんな小さい子を預けるのは、やっぱり切ない気持ちがあって。

そんな時にふとつぶやいたツイートに、同じ状況のママ友たちからの共感や、保育士さんや先輩ママさんからの大丈夫だよ、というアドバイスやエールの声をもらって、そうか、切なさもあるけど楽しみにも思おう、頑張ろう。という気持ちが持てたところ。

そもそも、自分が子の保育園入園の時期について、こんなに葛藤するとは思ってもいませんでした。

DINKSで長いこと暮らしてきた我が家。
子宝には恵まれなかったとしても、楽しく暮らそう。老後に家にいる時間ができたらペットをお迎えして可愛がって暮らそう、などと考えていました。
友達に子が生まれたら、喜ばしいしもちろん会いに行くけれど、私自身はすごく子供好きというわけでもないので、戸惑うこともあれば、子供への接し方が分からない、という場面も多くありました。

だからこそ、子を授かったとなったとき、私がちゃんと愛情をもって育てられるのかと少しだけこっそり心配をしていたし、妊娠中も、正直あまり親になる実感が持ててはいませんでした。
そんな人なので、子を保育園に預けるのは当然だろうと思っていましたし、自分の時間が欲しいと思うと感じると思っていました。

でも。
この子を産んだ時のことは一生忘れません。
小さくて温かくて、一生懸命泣き声をあげて産まれてきた子の、なんと可愛かったことか。

それから大変な事もあったし、しんどすぎて辛いとこぼしたことも何度もあったけど、ずっとずーっと可愛い我が子。
私も育児に慣れてきて、寝顔も泣き顔も全部ぜーんぶ可愛くて面白くて、ずーっと一緒にいたいなぁという気持ちばかり。
そう、面白いんです、子。

自分の時間も欲しいけど、産前に想像していたのとは比べ物にならないぐらい、一緒にいても苦じゃないというか、毎日楽しい気持ちの方が大きくて不思議に思います。
いや、実際疲れもするし、肌も髪もいろいろボロボロだし、勘弁してー!ゆっくりトイレに、お風呂に行かせてー…!と思う日々なんだけど、離れがたいというか。

我が子が産まれてから、私自身が少し子供好きになった気もする。
とにかく子が大事で大事で可愛くて面白くて仕方ない、こんな存在とは思っていませんでした。
だから保育園に通わせることで、一緒に過ごす時間が減ることが寂しくて。

いないいないばあして笑ったり、お腹のあたりをブブー!っと吹いて笑わせて、つられて笑ったり、眠くて眠くてうまく眠れずにギャン泣きする泣き顔を、あー可愛い!って愛でたり、ミルクを作りにキッチンに立つ一瞬で、いなくなった!って泣いて、まだそこまで上手じゃないハイハイで必死に追いかけてくるのが可愛くて抱き上げたり、そのエンドレスリピートで過ごす毎日がいとおしくていとおしくて。

ふと思ったのが、うちの場合はですが、
夫は育休を1ヶ月取得したのち通常モードで仕事に戻っていったため、有無を言わさず子との時間は減ったのでした。
昼間に子と二人で過ごすこんな濃密な時間は、私だけの特権なんだなと。

子育てがしんどい時には、私だって働きたい、なんでこちらだけ休まないといけないのか、育休を代わってほしいと突っ掛かってしまったこともありましたし、自分が仕事の機会を逃している、という焦るような気持ちもどこかあるのは本音でしたが。
朝と夜、そして休日ぐらいしか子と会えない、遊べない、という状況は、今の日本で多くの場合、父親ってそうなんだよな、と、ハッと思いました。
4月からは、私もそういう関わり方の親になるだけか、と。


つらつらととりとめもなく書いたけれど、泣いても笑っても結果は同じ。
どこか受験生みたいな気持ちで、保育園の利用調整結果が届くのを待っています。

あと約2ヶ月の育休、子とずっと一緒にいられる時間を、大事に楽しく過ごそうと思います。