翌日、2月18日、
甥っ子の住んでた御影町まで行き、
よく買い物したお店を見ながら六甲ケーブル下へ。
山頂の絶景スポットでランチして、
オルゴールの音色に癒され、六甲山観光を満喫した私たちが、
三宮まで帰ろうとした駅での不思議体験。
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電車を待つ私たちの前を、
聞き取れない言葉をつぶやくヘンなおじさんが、
歩いて通り過ぎた・・・と思ったら、
すぐ後ろに並び、私のバックの肩紐のよじれを直してるようなジェスチャー?
私は知らなかったけど、後ろからは、
そう見えたらしいです。
少し気味が悪くなった時、
ちょうど電車がきたので、逃げるように走り込んで座り、
ほっとして窓の外を見ると、ヘンなおじさんがじーっと見てる!
それも、敬礼してくれてるではありませんか。
発車するまで、深々と頭を下げるものだから、
こちらも、あわてて、敬礼!
何が起きたのでしょう?
わからないけれど、気持ちは清々しく、
嬉しそうなお顔につられて、こちらまで嬉しくなっていました。
帰ってから、旅のお土産話として、この「敬礼の巻」を話したら、
友人いわく、親族どなたか戦争で亡くなられてない?
その時は誰もいないと答えたものの、
後で聞いたら、義父の一番上のお兄さんが戦死されてたとのこと。
さっそく本家に、お名前と逝去日を尋ねるもわからないので、
翌日調べてもらったら、戦死されたのは昭和20年2月のことでした。
同じ2月だったこともあり、
特攻隊で戦死した叔父様がいるその友人に、
連絡したら、いろいろと教えてくれました。
まずは、①県庁に尋ねて、詳しく調べてもらうこと。
次に、②県の護国神社に連絡して確認すること。
それで、すぐ電話をしたところ、
中には、記録が残ってない方もあるため、
調べますので2週間ほどお待ちくださいとのでした。
戦死された親戚がいることも知らないまま、
父の十七回忌を終えて半年過ぎた今、
お兄さんが、いつどこで亡くなったのかを調べることとなりました。
「知ることは愛の始まり」
神戸六甲の旅から、
新たな旅が始まりそうです。