敢えて失礼な質問をすると・・・
悪事千里を走る。
特に今のネット社会だと、悪い評判は
あっという間に広がる。
採用の現場でもそれは気を付けないと
いけない。少しでも面接で不快な思い
をしたら、そのことを書き込みする人も
いるからだ。
人材紹介会社を通して応募してきた
人だと、自分では言わず人材紹介会社
経由で抗議してくる人もいる。
面接中に直接抗議してくることは
まずないが、黙って去っていく人
ばかりではないと考えておくほうがよい。
だからといって、当たり障りのない
ことばかり質問するわけにもいかない
ので、そのバランスが難しい。
「~ハラスメント」と同じで、結局は
その人の受け取り方、解釈次第、
誰の発言かに左右される、
そういう要素がある問題だからだ。
どんなに言葉を尽くしても誤解を
してしまう人は、残念ながら存在
するものである。
だがここは、あえて失礼な
質問をしていくことを
お勧めしたい。
なぜなら、
ひとかどの人物なら、
その質問の意図を
理解し、真正面から
答えるからだ。
面接官が大した理由もなくそんな
質問をしているかどうかは、偉大な
人材ならすぐに見抜く。
もしそうだと判断したら、そんな会社
のことは相手にせず、黙って去って
いくでしょう。
面接に来た人に後から復讐されない
方法を考えるよりも、そんなことを
しない人物を面接に呼べる仕組みを
作ろうと考えることのほうが
長い目で見れば重要なはずだ。
あなたがそんな人物を
面接に呼んでしまったのは
なぜかをむしろ問うべき
だと思う。
そういうことが一件でも起これば、
かかる時間と損失は計り知れない。
いい人材がいないのは組織の●●のせい?
みさなんは「テロワール」という言葉を
ご存知でしょうか。
ワインやコーヒー、オリーブオイルなど
に対して使われる言葉で、ぴったり
あてはまる日本語はないのですが、
「産地の気候や土壌の特徴」
を指す言葉です。
同じ品種でも、栽培された土地によって
驚くほど味に差が出るようで、ソムリエが
産地を当てることができるのは、この
テロワールに関する知識があるからです。
逆に言うと、その産地の気候や土壌に
よって、栽培できる品種にも限りがある
ということです。
これを採用の現場に置き換えると・・・
あなたが偉大な人材を雇いたいと
思っても、あなたの会社がその
人材を受け入れ、活躍してもらえる
組織になっていなければ、
その人材には入社してもらえません。
組織にもテロワールがある。
偉大な人材は偉大な組織に
しか存在しえない。
いい人材がいないのではなく、それは
組織のテロワールが良くないので、
いい人材が育たない、あるいは、
たまたま在籍したことはあったが
風土が合わずに辞めてしまったから
なのかもしれません。
定位置を守ろうとしない
野球では守備側のポジションは
決まってますが、守備位置は
決まっていません。
どういうことでしょうか?
ポジションとはセカンドとかライトとか、
9人がどこを守るかを「役割」で
呼んだもの。
ポジションに応じて果たすべき役割が
それぞれ与えられています。
一方、守備位置は相手のバッターや
アウトカウント、走者、風向き、
球場の広さなどのあらゆる要素に
よって変わります。
一点もやれない状況では
バックホーム体制で内野は前進守備に、
ホームランバッターが打席に入れば
外野は深い位置に守ります。
データから右方向にしか打つことは
ないバッターであれば、極端に
一塁寄りに守備位置を変更します。
「●●シフト」という言われ方が
することもあります。
ポジションによって「定位置」とされる
守備位置はありますが、そこにこだわって
いては、効果的な守備はできないのです。
採用現場では採用したい人のスペックを
あらかじめ決めて募集をかけるため、
それに合うかどうかを選考基準とする
あまり、スペックに合うかどうかを重視
しすぎてしまうことも多い。
しかし、それだけにこだわっていては、
「定位置」を守り続けることになりは
しないでしょうか。
社会の状況も、組織の状況も刻々と
変化しています。いま採用すべき
人物はどんな人物なのか。
常に考えながら守備位置を変えて
いく柔軟さが必要です。