外部の血
私は一時期、競走馬の血統について
研究したことがあります。
関連の本を何冊も読んで世界の血統
とその歴史について学ぶ一方、
現在進行形の血統については
競馬新聞を購入して、血統からレース
予想をしながら学んでいました。
そこから得た学びですが、
一つは
どんなに繁栄した血統でも
ある一定の規模に到達したとたんに
衰退が始まり、そこからは外部の血を
入れていかないと維持できなくなる。
そしてもうひとつは
どんなに成功した種牡馬でも
自分よりも優れた後継種牡馬を
出せなければ数代で衰退する。
日本ではノーザンテーストという
種牡馬がその好例です。
非常に優れた競走馬、後継種牡馬、
繁殖牝馬を多数送り出しましたが、
数が多くなりすぎたことと、自分より
いい成績を上げる後継種牡馬が
出なかったことで孫の代、つまり
3代目には衰退に向かいました。
そこに現れたのが、まったくの
別系統である種牡馬で
ブライアンズタイム
サンデーサイレンス
この二頭でした。
サンデーサイレンスは、あの
ディープインパクトの父
であると言えばわかるでしょうか。
この二頭は、目立って数が増えてきた
ノーザンテーストの血を引く繁殖牝馬に
合いそうだということで海外から導入
された種牡馬でした。
人材採用でも同じことが言えます。
同じような人間ばかりが集まって
数が多くなってしまうと衰退に向かう。
そうならないためには外部の血を
積極的に、しかも、まったく違う系統の
血を入れていくことが重要である。
まったく違う系統ではあっても、会社の
経営理念には共感できる人である
ことは必須条件となる。
これらのことを可能にできるかは
採用担当者の肩にかかっている。