本日もお疲れ様でした!
オットは認知症合唱団Dementia Choir のメンバーで毎週火曜日は10時に集合して練習する。9時に家を出れば到着してからコーヒー飲むゆとりもある。
でもオットは7時半に出ようとする。用事を頼んだりテレビを見せたりして時間を稼ぐ。
7:45もう出て良いかと聞く。また用事を探すゴミ出しとか洗濯干しとか。たまに運良く外で誰かに会って時間稼ぎになるけど何もないとまたテレビ。
8:20じゃあ行ってきますと出かけようとするので、まだ早いし早く着くのは良くないと説明する。で、また用事を探す…
これが毎週火曜日。
束の間2、3時間オットが出かけるととても自由な気分になるのでこの時間はダラダラすることにしてる。至福〜
オットの認知機能はどんどん後退してるけど今日はゴミ捨てもすんなりできたし、洗濯物も説明一回で干せた。頼み事が全くできない事が多くなった昨今、やってもらえるってなんて楽なんでしょう!しかしこれに期待してはいけない。また直ぐにできなくなりガッカリするのはワタシ。ガッカリする度に年取る気がする。
日本から戻り体調崩したりオットの付き添いで通院や買い物が続き1人の時間がない。ワタシが伏せてる時はオットも大抵家にいるから四六時中一緒。ワタシはこれが続くとキレやすくなる。
仕事先に連絡して4月から再開することにしたのでオットに話すと「2人の時間はどうなる?」というのでワタシは2人はいつも一緒じゃないかと言った。後で気がついたけど、2人の時間と言ったのは2人で旅行するのはどうなったの?という意味だったみたいだ。どうやらオットはイギリスは行かなくても良いけどそのかわり他の何処かに行きたいようだ。
返金もまだなのに予定組みか〜結構大変なんだなあ〜
今日のところは曖昧にしておいたけどまたむしかえしてくるに違いない。認知症のなせる技なのか本質なのかオットは事が決着するまで何度も同じ議題を討論したがる。
合唱から帰ってくるといつも疲労感溢れてるので本当に楽しいのかワタシには❓だけどどうやらそういう外見では判断できないようだ。普通なら外見や様子や言動でその人の感情も推測できるけど認知症患者は一歩離れてる。予測できない。
認知症専門医の長谷川嘉哉先生のYouTubeは良く拝見して参考にしている。ある動画の中で介護者は怒ったらダメですか?とよく聞かれると言っていた。先生は「怒っても良いんですよ、怒らないと介護する人の健康に良くない。それに怒ったくらいでは認知症は悪化しません」と言ってくださった!ああ、その一言でどれだけ救われるか!そしてその意味が日々の生活の中で腑に落ちる時がある。ウチはよく口論になるけどオットは次の日にはニコニコ何もなかったかのようだ。合唱の後疲れて見えるのは単に身体的な疲労かもしれない。別の日に合唱の事を話すオットはイキイキしてる。察するにワタシがキレた一言で傷つくデリケートさは無くなって行くようなのだ。時々悲しそうに見えたりマンガのように顔に斜がかかってもそれが何処からくるか、聞いても本人もわからない。よって介護人は責任をそんなに感じなくて良い事なのでは…と思う。その辺をあっさりと捉えられたら介護の問題も減るかもしれないなぁ〜