こんにちは。
今日もブログに来ていただきありがとうございます。
心と体のバランスを整えるヒプノセラピスト伊藤舞です。
昔、
ある職場でグループで一緒にランチ
をしていた中の一人に
「この子、バカだから」
「この子、おかしいから」
という人がいました。
恐らく彼女は、ガスライティング
という言葉も知らないと思うのですが、
今思うと、
「あー私はガスライティング
されるところだったんだな」
と、ふと思う事があります。
あなたは心当たりありますか？
ガスライティングとは
心理的な虐待の一種で
被害者に些細な嫌がらせ行為をしたり、
わざと誤った情報を提示し、
被害者がその人の記憶、知覚、正気、
または本人の認識を疑うように仕向けるものです。
事実を加害者側が否定してみせる。
というものだったり。
被害者を混乱させるために
奇妙な出来事を起こして見せる。
といったものまであります。
これは、1944年には映画にもなった
ガス燈に由来しています。
これは、とても古い映画で、
ペースもゆっくりなので
見るのは退屈かもしれません。
けれど、見終わった時、
あらゆるところに
ガスライティングはある
と気づくと思います。
もし気になった方は見てくださいね。
作品の中で描かれているのは、
家の中の物を動かしたり
奇妙な音をたてることで
奥さんの正気を失わせようとする
虐待的な夫。
気づいた奥さんがその点を指摘しても、
夫は「お前の勘違い」だと主張しつづけ、
追い込んでいきます。
「ガスライティングは精神的虐待の一種。
心理的に誰かを操作し、
相手の正気を失わせる行為」
現在ガスライティングは、
臨床および学術研究論文でも使われています。
被害者は『私が間違っているのでは？』
と考えるようになり、
自信を失います。
そして徐々に、
被害者は虐待者により依存するようになり、
結果として（加害者から）
離れられない関係になっていきます。
被害者の95％が女性と指摘されていますが、
ガスライトは誰にでも起こりうると判明しています。
恋愛関係に限らず、
家族や友人など、
親密な関係にある人が
ガスライトを行う可能性があるということです。
毎日のように
「頭がおかしい」
「普通じゃない」
といった言葉をあびせられ続けると、
被害者の気持ちは
次第に押し込められるようになり、
それが日常化してしまうそうです。
会社やサークル活動といった集団のなかでも
同じような事が起こりえます。
このような関係性では
もともと上下関係が生まれやすいですが、
ガスライティングで
その関係を利用するというもの。
上下関係で
下の立場になる被害者に対し、
加害者は何らかのトラブルの原因が
被害者にあると断定したり、
周囲の人々が
被害者と対立するように仕向けたりします。
これは、
いわゆる「いじめ」と同じです。
ガスライティングは、
加害者が長い時間をかけて少しずつ
行っていく傾向があるため、
気づくのがとても難しいです。
あなたに原因があって
攻撃されているのではありません。
あなたが一番都合が良かっただけなんです。
わかりやすくいうと
加害者に打ち勝つ力を持っているのが
あなただけだったからです。
あなたを打ち負かす事ができたら
彼らの力を証明する事が出来る。
というだけに過ぎません。
「どうしてこんなことが起きてるんだろう」
または
「どうしてこんなことが起きてるんだろう」
と考えループに陥らない事。
ガスライティングされたんだな。
自分に原因があったわけではないだな。
と気づく事が第一歩です。
どうでしたか？
一度このガスライティングを知ると
とても興味深く周りを見ることが出来ます。
常に、本来の自分の選択で生きていきたいですよね。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
舞