8月に入りましたが、ムシムシと湿気の多い毎日…。 「京都の夏はいつもここまで蒸し暑かったかしらん?」と去年の記憶を辿りながら 真夏のカラッとした暑さに憧れております。 ただ、曇りや雨 が多いのは 庭園の緑にはありがたい天候ではあります。
記し忘れておりましたが、4月から土塀の工事が行われております。昨年は玄関前、今年は山門までの半分、来年は残りの半分… といった 3年計画の事業で「雲龍院はいつも工事をしている!」と思われるかもしれませんが、どうぞお許し下さいませ。先日 友人から 「市販されているカレンダーに雲龍院さんの風景写真が使われていたのだけれど、山門横の白壁が落ちていて 残念なんだよねぇ…。」との指摘がありました。写真の使用許可を出した時に なぜ気付かなかったのかと恥ずかしく思いつつ、その辺りは来年の作業範囲となりますので、次回は別の見栄えの良い場所を採用して頂けるよう願っております。
ちなみに 今年の工事は 仕上げの白塗りに掛かっておりますので まもなく終了となりそうです。
この季節になると各種出版社から秋の紅葉シーズンに向けての情報の問い合わせを多く頂きます。画像を送信したり 記事の確認・修正など… 暑い最中に頭は晩秋へといざなわれるのです。とは言え、拝観者の多い紅葉の季節は多忙過ぎて 雲龍院を客観視する余裕も記憶も無く四苦八苦。 先日も アンケート形式で基本データーや紅葉シーズンの情報を問われて頭を抱えておりますと、出版社で仕事をしている友人が 雲龍院の秋の見所を箇条書きにしてくれました。
* 大小、5つある書院から座って見ること ができる紅葉は思わず時間を忘れるほどの美しさ
* 庭園全体を見渡せる[大輪の間] ではお抹茶を飲みながら紅葉を楽しめる。(お抹茶付拝観 900円)
* 特に4つの小窓から「椿・灯篭・紅葉・松」と 切り取った景色が眺められる「蓮華の間」は思わず写真を撮りたくなるフォトジェニックなスポット
* TV CMなどでも登場した「悟りの窓」と「迷いの窓」がある「悟りの間」もおすすめ
* 今年は 水琴窟「龍淵のさやけし」もでき、その音色が癒しを与えてくれる
* 幸福を持ってきてくれる という走った姿が珍しい大黒さまのお参りもお忘れなく!!
* クチコミで年々増えるリピーターさんは あえて雨の日の拝観も好んで来られる。しっとりと濡れた紅葉の赤と苔の緑のコントラストは見事
* 11月18日(土)~26日(日)は夜のライトアップも開催。お庭に紅葉が浮かび上がる姿は幽玄の美。さらに[月窓の間]では、月明りの陰影で床の間に月が現れる趣向もあり見所が多数。 大人の京都の夜をゆったりと過ごしたい方におすすめ。
* 昼夜の入れ替えが無いので 夕方からのんびり訪れても良い。
「へぇ〜 雲龍院って こんなに見る場所が沢山あったんだ…!」 今年の秋こそは ちょっと気持ちに余裕をもたせ、樹々の彩りで境内が染まる フォトジェニックな様を楽しんでみよう! と 気分はすでに季節を飛び越している私なのでした。