2月18日、雲龍院の中興でいらっしゃる 如周正専 僧正の法要が行われました。
如周さまは江戸時代初め頃に活躍された方。後水尾天皇様や皇族の方々、僧侶から在家信者に至るまで 多くの方から篤い帰依を受けられ、お陰で泉涌寺や雲龍院の寺運が再興されたと聞いております。
コロナで しばらく僧侶だけで法要が営まれておりましたが、今年は3年ぶりにお献茶での形式をお願いし 一般のご参列の方を募りました。
まだ 冬の寒さが残り 暖房気の無い本堂に ピリリとした空気が張り詰める中、11時から法要が始められ…。
読経の中を 茶道 扶桑織部の尾﨑宗匠 のお点前に、参集された皆様の熱い視線が集まったのでした。
今回 山内のお坊様は若い方がほとんどで、上村長老様の修法を篤く護るかのように 力強いお経の旋律が響いておりました。
法要後はご参列の皆様にも順番にお焼香をして頂き [ 悟りの間 ] へご移動。
武家点前のお茶席を愉しんでいただき ほっこりと…。
又、高澤さんのお弁当を召し上がりながら 集われたご縁を育み 和気藹々な空気が流れていたようでした。