お不動さま 修復工房へ | 京都雲龍院 寺庭婦人のブログ

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京都東山泉涌寺別院 雲龍院でのちょっとした出来事を皆さんに大公開!

「寺庭婦人」である私がblogを始めました。「寺庭婦人」とは「じていふじん」と読みお寺の奥さんの事です。私なりに雲龍院を徒然なるまま ご紹介いたします。


昨年 秋の特別拝観で公開された 「不動明王」像がいよいよ修理工房の 楽浪文化財修理所に運ばれました。

鎌倉時代の立派なお不動さま ということで、工房の方も緊張の面持ちで分解し 丁寧に梱包されて…。また、脇侍の矜羯羅童子(こんがらどうし)さま、制多迦童子(せいたかどうし)さまも順次 修復に向かわれるということで おしずまりの状態に保管されることになりました。

旅立ちの後は台座がぽっかりと空き 淋しさが募りますが、疫病をも退散させるパワーをアップしてお戻りいただくのを心待ちにしている私なのでした。