京の冬の旅 終了 | 京都雲龍院 寺庭婦人のブログ

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京都東山泉涌寺別院 雲龍院でのちょっとした出来事を皆さんに大公開!

「寺庭婦人」である私がblogを始めました。「寺庭婦人」とは「じていふじん」と読みお寺の奥さんの事です。私なりに雲龍院を徒然なるまま ご紹介いたします。

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泉涌寺で行われていた [ 京の冬の旅 ] が18日で終了いたしました。今回 特別公開されていた舎利殿は舎利(お釈迦様のお骨)の中でも 説法を一番良く聞いていらっしゃる歯(仏牙舎利)が祀られていることで とても神聖な御堂とされている場所でした。狩野山雪 画の龍をまじまじと拝見出来た事がとても嬉しく 今回 特別に作られた 舎利殿の朱印帳 を時々眺めては 龍と心を通わせた瞬間の興奮を思い出しております。
この特別拝観は 1月10日から始まり その間 スカイガイドの皆さまが舎利殿で一生懸命 説明をされてましたが、最終日には交代で雲龍院を覗きにいらして下さいました。以前、雲龍院が [冬の旅] 参加の時にお世話になったガイドさんもいらして 「今年は寒かったので 初めの頃はしもやけ になりそうでしたよ」…といった苦労話や 思い出話等 長丁場のお疲れを見せることなく 楽しげにお話しされ…  京都の文化財を皆さまにご紹介するお仕事に 誇りを持っていらっしゃる プロ根性が窺えました。兎に角 歴史的知識だけでは無く 拝観の方への気遣いや工夫が盛りだくさんで 学ばせて頂くことが多いのです。
「相国寺も鳴き龍が出来るから 泉涌寺と比べてみると良いですよ!」とガイドさんに薦められて 期間中、帰省した娘と共に 相国寺の拝観も致しました。どしゃ降りの雨の日にもかかわらず拝観の方は多く、それでも丁寧に説明をして下さり… 相国寺の龍もなかなかの美声で感動…。そんな母の横で娘は 「ねえねえ、折りたたみ傘を入れるカゴを置いてくれているの。これ良くない⁈」と 現実的な目線で拝観しており…。 早速 その足でカゴを買いに行き、アイデアを頂戴させて頂いたのでした。
折りたたみ傘を持って拝観されました方はどうぞ お使い下さいませ。
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