梅雨入り | 京都雲龍院 寺庭婦人のブログ

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京都東山泉涌寺別院 雲龍院でのちょっとした出来事を皆さんに大公開!

「寺庭婦人」である私がblogを始めました。「寺庭婦人」とは「じていふじん」と読みお寺の奥さんの事です。私なりに雲龍院を徒然なるまま ご紹介いたします。

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今日は朝からしとしと雨。緑が深まり 庭園がしっとりと 益々美しく見えます。 この景色をご存知の 雲龍院ファン の中にはわざわざ雨の日を狙って来られ、書院で静かにのんびりと…長い時間 見惚れていらっしゃる方もある程です。玄関横の坪庭には加茂川の 観音石像が置かれており、手を加えていない真黒石なのですが 観音様の姿に見え 雨に濡れると 艶々に黒光りして それはそれは美しいのです。 
いよいよ今日は梅雨入り が発表され 暫くの間 [雨の雲龍院] を楽しんで頂けるかと思います。  …と 梅雨を喜んでみましたが、実際の所ジメジメして 「洗濯物が乾かない!」という主婦の本音。住職の本音は 「恐るべきムカデの季節がやって来た!」と。梅雨後半には蒸し暑さも加わり 「蚊の繁殖シーズンだ!」と 遠くから娘の罵声が聞こえてきそうです。東京の献血ルームで仕事をしている娘は 蚊を 商売がたき の如く思っているようなので…。
先日 「うちのルームが 夕方の情報番組 [ Nスタ] で映るから 見てね」と娘からメールが入りました。残念ながら関西での放映は無かったので 後で 録画を送ってもらったのですが、[若者の献血離れが進んでいて このままでは 10年後に85万人分の輸血が不足してしまう] という内容でした。現在 病気や怪我の治療の為  1日に約1万5千人程が 輸血を受けているらしいのですが 、血液は人工的に作ることが出来ず 又  長期保存が出来ないそうです。なので 継続的に献血者の確保が必要になるのですが、10代の献血率が4.2% と低いという事でした。
小林麻耶さんが 妹の麻央さんの病気について 「4月に輸血を受けて 命を繋いでもらった」と語られたようで、この事で献血の認知度が上がれば良いなぁ…と思っております。
ところで 「私がちょっと映っていたの、分かった?」と娘。清潔感のある綺麗な職場で忙しそうに 走り映った娘を目視しつつ、美しい場所には仏様や神様が居らして 私達を見守って下さっていることを確信した私なのでした。
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