舎利会 | 京都雲龍院 寺庭婦人のブログ

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京都東山泉涌寺別院 雲龍院でのちょっとした出来事を皆さんに大公開!

「寺庭婦人」である私がblogを始めました。「寺庭婦人」とは「じていふじん」と読みお寺の奥さんの事です。私なりに雲龍院を徒然なるまま ご紹介いたします。

今日は 本山 泉涌寺で [ 舎利会 ] の法要があったようです。お釈迦様のお骨を[ 仏舎利 ] と言い、世界中に分散されて祀られているようですが、泉涌寺のは [仏牙舎利] で お説法をされたお口元のお骨だという事で 大変に崇められております。  どうして 10月7日・8日に法要なのかしら と思っていたら、鎌倉時代に 泉涌寺の僧  湛海が 宗の国から持ち帰った日なのだそうです。
その時のお話が [ 舎利和讃 ] として法要中に唱えられるのだそうで、自主法楽が多い泉涌寺には珍しく 数年前から一般参列も出来るようになったようです。今年は特に参列希望者が多く、約2時間の法要・長老様のお説法・そして お斎膳を召し上がり 皆さま 満喫されたこ様子だったそうです。
そう言えば ご飯の事を シャリ と言いますね。仏教用語だとは知っておりますが、なぜ そのように言うのでしょうか…? [お百姓さんが一生懸命 作ってくれたお米の一粒 一粒は お釈迦様のお骨と同じ位に尊い ] という意味からかしら⁈    だとしたら、今日のお斎膳は プレッシャーだったかもしれませんね。 「お残しは 許しまへんえ〜‼︎ 」の声が響いていたかどうか…。後で住職に確認してみましょ!