秋のお彼岸 | 京都雲龍院 寺庭婦人のブログ

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京都東山泉涌寺別院 雲龍院でのちょっとした出来事を皆さんに大公開!

「寺庭婦人」である私がblogを始めました。「寺庭婦人」とは「じていふじん」と読みお寺の奥さんの事です。私なりに雲龍院を徒然なるまま ご紹介いたします。


シルバーウィークの最終日だった今日は お彼岸のお中日でした。お日様が真西に沈むということで 西方浄土(彼岸)に最も近付くので、仏事を行なったり 自身の行いを反省して修行をしたり お墓参りをしたりするのが良いとされているそうです。 雲龍院でも連休中 拝観の方や お墓参りの方、お写経をされる方が多く来山されました。そして今日の午後には 納骨堂の彼岸法要があり 沢山の結縁者さんが集まられ、読経の中を順番にお焼香をし 心を落ち着かせて 御佛様やご先祖様を想っておられるご様子でした。 何人かの子どもさんの参列もあり、 住職が 「彼岸回向(えこう) と言いますが、回し向けると書きます。次の世代であるお子さんやお孫さんに 佛様の功徳を回し向けていけるように 一緒にお参りいたしましょう」 という話をしており…。作務衣姿の息子と 着物姿の娘 も裏方で何かと手伝いしておりましたので、
佛様の功徳が わずかでも うちの子達にも回って来たらありがたいなぁ~ と ちゃっかり考えてしまう私…。 しかし、 「功徳を取るか? 御下がりの おはぎ を取るか?」 と問われたら… 即答に自信のない 母子なのでした。
天高く 馬肥ゆる 秋 の彼岸なり…