逆輸入!? | 京都雲龍院 寺庭婦人のブログ

京都雲龍院 寺庭婦人のブログ

京都東山泉涌寺別院 雲龍院でのちょっとした出来事を皆さんに大公開!

「寺庭婦人」である私がblogを始めました。「寺庭婦人」とは「じていふじん」と読みお寺の奥さんの事です。私なりに雲龍院を徒然なるまま ご紹介いたします。


先日 インドのテレビ局が 日本の仏教について取材させてほしいという事でお受け致しました。
仏教は インドのお釈迦様が開かれ、その尊い教えはチベットや中国、日本等へと伝わりましたが、インドではヒンドゥー教が勢力を盛り返して 今では ほとんど仏教の教えや文化財が残っていないようです。[それではいけない!] と気が付いて 今回 テレビ番組として日本の仏教を取り上げる事になり…。住職の恩師 北村太道先生は インドやチベットで葬り去られた 仏像や経典を集めて保護するお仕事を永年されておられるので、インド側の奮起に賛同され 雲龍院の仏像を推薦されたのです。
最初は台所の大黒様が目的だったのですが 聖天さん(ガネーシャ)が在ることを知ると 「是非とも録らせて欲しい!!」 と大興奮。 聖天(しょうてん)様は お顔が象さんで 2体が抱き合っている姿の物も有り 霊験があらたかな為 日本では秘仏とされております。雲龍院の聖天様もお厨子にお入りで 「開けちゃダメ!」と言われてきましたが、調査した所 単体で かなり大きく 宝剣や縄、巾着、大根 等を手に持っている かなり複合的な神仏の造りで それは それは珍しいのです。 聖天様はインドでは ガネーシャ という名前で 商売繁盛の神として大人気らしく、秘仏としている日本の祀り方との違いが また 興味深い様子でした。
日本の聖域で静かに安寧を守られていた聖天様が インドの方々にどのようなメッセージを投げ掛けられるのか…? パワフルなお姿に圧倒されつつも その優しい眼差しに すっかり聖天様ファンになった私は、 インドでの反響を大いに期待しているのでした。