法事 | 京都雲龍院 寺庭婦人のブログ

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京都東山泉涌寺別院 雲龍院でのちょっとした出来事を皆さんに大公開!

「寺庭婦人」である私がblogを始めました。「寺庭婦人」とは「じていふじん」と読みお寺の奥さんの事です。私なりに雲龍院を徒然なるまま ご紹介いたします。

昨日 実家の法事があって お里帰りしておりました。「祖父母の17回忌 と 父の37回忌 を行おうと思うから都合の付く時に…。」 と 随分前から 兄に声を掛けられていたのですが、兄弟3か寺が好都合で 子供達の学校がお休みの日を選ぶのは ひと苦労でした。 結局 妹の家族は直前で飛び込む形となりましたが、親族が揃い 厳かにと言うよりは賑やかに…。娘の報告によると、 後ろの席では小さな姪っ子達が 木魚に合わせてノリノリで踊っていたとか…。「ちょっと変わった宗教かと思ったわ!?」と…。
とは言え 会った事も無い おじいちゃん や 曾祖父母に ナムナムしたり、親達が昔話をしているのを 横で聞いているのは大切な事だと感じます。
兄も 「本当に 頑固で 厄介なお爺さんでしたが 血縁の種を蒔いてくれたお蔭で、 こうやって 皆で一緒にお勤めが出来る事を感謝しなくては…」 と挨拶しておりました。
血縁に限らず 良いご縁を紡いでいくというのは 人間性を深め、佛様に近付く道ではないかと思われます。法事で 木魚ダンス を踊っていても、佛様やご先祖様なら きっと 微笑ましく御覧になって下さると… 後ろを振り返って ちょっと見てみたかったと 残念な私なのでした。